お金というこの世のシステムについて Vol.85

世の中について

今の世界を生きるためにはお金が必要です。

それは主に次に挙げることのためにです。

食料を買う
衣服を買う
(この場合の服は、おしゃれのためではなくて暑さ寒さをしのぐため)
家に住むため
(この場合の家も贅沢のためではなく、暑さ寒さ対策)
光熱費を払う
医療費を払う
税金を払う

だいたいこのくらいでしょうか。
これは誰もが必要なものだといえます。
この他に、余計にお金があれば使いたくなるのがこんな事でしょう。

お洒落な服や靴を買う
車を買う
広い家を買う
スマホを買う
パソコンを買う
バッグや財布を買う
エステやジムに通う
旅行に行く

こちらは無くても生きていけるけど、あると嬉しいもの。
心がワクワクするものです。

とにかく現在の世の中は何かをしようと思うと、ほぼ必ずお金が必要です。

お金を得るための手段

多くの人は、できるだけ多くのお金が手に入るように毎日努力していると思います。
生きるためにはどうしてもお金が必要だったり、したいことのためだったり、理由は様々だと思います。

そのお金を手に入れるための一つの手段が労働です。

労働とは、どこかの会社などの職場に勤めて仕事を請け負い、その対価としてお金を受け取るというものです。
仕事の量によって報酬額が決められたり、勤務した時間によって報酬額が決められています。

または、どこにも所属せずに自分で仕事を作り出し、自営業として労働している人もいます。

ですから仕事をする多くの人は、最大の報酬が得られるために日々努力しているのです。
これが現代の労働の大まかな概念です。

つまり、簡単にいえば労働に対する価値がお金になるのです。
そのために自分の人生の多くの時間を使って人々は働いているのです。

自分はお金のためだけに仕事をしているわけじゃない、と反論する方もたくさんいるでしょう。
会社の成長に貢献したい、自分の能力を上げたい、たくさんの人の役に立ちたい、など。
こんな思いで仕事をしている人は、本当に素晴らしいと思います。
きっと今の仕事が自分に合っていたり、やりがいを感じているでしょう。
しかしそんな仕事に出会える人は稀です。

それにお金がもらえなければ今の世界では生きていけません。

だから労働している多くの人は、お金を得るために仕方なく頑張っているのです。
本当はのんびりしたいし、趣味に時間を使いたいのに。

でも現実はそうできるのは貴重な休日や仕事が終わった後です。

また、日々仕事を頑張っていても、労働力に見合った報酬が十分に貰えない人がいたり、反対に立場を利用して過剰に報酬を貰う人がいるという根深い問題があるのが現状です。

一方でほとんど労働せずにお金を得る人もいます。
投資したり、権利収入を得たり。
最初に価値のあるものを創造し、その後はその著作権で収入を得たり。

そんな人達は現代では成功者とか勝ち組と言われたりしますが、何に成功して何に勝ったかといえば、お金を得ることにでしょう。

そして現在急激に普及している仮想通貨や電子マネーがありますが、これはお金という実物がなくなるだけで、お金の概念は何も変わりません。

ですので、仮想通貨の運用方法や増やすテクニック、株を運用する方法などは、お金という概念がなければ何の意味もないものになります。

悪魔のシステム

このように、この世界は全てお金というもので価値を表すことで、お金で支配されていることがわかります。
これがこの世界に仕組まれた悪魔のシステムの一つです。

この世界を支配しているほんの一部の人達は、お金で世界中の人々の心までも支配しているのです。
人はお金のために欲をもち、そのために貴重な人生の時間を仕事に使っています。

悪魔のシステムに縛りつけられて身動きができないような状態です。

たくさん稼ぐために良い仕事に就きたい。
良い仕事に就くために良い学校に行きたい。
良い学校に行くために良い塾に行きたい。
良い塾や学校に行くためにたくさんお金を稼ぎたい。

この場合の「良い」とは、次の目標を達成するために最適という意味です。
人間にとって「良い」とは限りません。
これはお金を稼ぐことを最終目標にした場合です。

とはいえ、お金は悪魔のシステムだとわかっても、この世界で生きるためにはお金を使わないわけにはいきませんね。

今はまだお金の概念があるので、これは仕方がないのです。

ただ、これからもお金は使うけれど、悪魔のシステムの一部だと認識しているだけでも、次第にお金に対する考え方が変わっていくと思います。
悪巧みをしても、ばれてしまうと効果がなくなるのと一緒です。

そして人々の意識が変わり、お金という概念の無意味さや無駄なことに世界の人が気づくでしょう。

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