この世界はプログラムの中で存在しているのか Vol.200

世の中について

聖書には神の業ともいえる不思議な現象がいくつも書かれています。
その中で「出エジプト記」に書かれている十の災いといわれる現象があります。
その内容はこちらです。

ナイル川の水を血に変える(7:14-25)
蛙を放つ(8:1-15)
ぶよを放つ(8:16-19)
虻を放つ(8:20-32)
家畜に疫病を流行らせる(9:1-7)
腫れ物を生じさせる(9:8-12)
雹を降らせる(9:13-35)
蝗を放つ(10:1-20)
暗闇でエジプトを覆う(10:21-29)
長子を皆殺しにする(11章、12:29-33)

()内の数字は「出エジプト記」での章と節の番号です。

これらの出来事は聖書では神によるものだと書かれているため、不思議だと思っても神の御業なのだからとそのまま受け入れる人は多いと思います。
そもそもこの出来事は事実だったのかどうかによってこの聖書の捉え方は変わってしまいます。
ですが、科学的にもこれらの出来事が起こった可能性があるという証拠が見つかっているようですので、ここでもこの十の災いは実際に起きた事実という前提で書いていきたいと思います。

この出来事が事実だと語っている説では実際にこういった現象が起こった証拠を挙げていたり、なぜそれが起こったかを科学的に検証していたりします。
そしてこれらの現象は偶然に起こった自然現象だと主張しているものが多いです。
私自身はそういったことに関する専門的な知識もないため、そのことについては何も言えません。

ただ、聖書ではこれらの現象が自然に起きたことではなく、神が起こした十の災いとして書かれていることに意味があるのだと思います。
それはある意思に従って、狙った時と場所で特定の現象をこの地球で起こせるということだからです。
そんなことは人間にはできないと思います。
100歩譲って人間にそれが可能だとしても、この十の災いのように場所や時間を正確に狙ってある現象を起こしたり元に戻したりすることは難しいと思います。
少なくとも「出エジプト記」の時代の人間には無理だと思います。

このことから私はこの地球の仕組みについてのある考えが浮かびました。

十の災いはプログラムへの命令だった可能性

十の災いを起こした神は旧約聖書の神であり、旧約聖書の神とは私たち人間を創造した創造主または創造主も属している宇宙の進んだ文明の人々です。
宇宙文明の技術は地球の技術と比べると遥か先を行くもので、地球の人々から見たらまるで魔法のように感じられるでしょう。

そういった人々ならば、まるで奇跡のような神が起こしたといわれる出来事も実際に操作して実現することはできると思います。
とはいえ、いくら進んだ文明の技術といってもエジプト全体に同時に一つの現象を起こすというのは、この地球の環境でのアナログ的な方法では難しいような気がします。

例えばゲームのマインクラフトの世界で何かを作ったり環境を変えようとするとします。
そのとき、同じ条件のものを一斉に同じように変更しようとしても、ゲームの世界ではやっぱりアナログ的に一つ一つに手を加えるか、せめて効率よくできる装置を作るくらいしかできません。
ですが、ゲームのプログラム自体に変更する命令をすれば任意の範囲を一気に変えることはできます。
それはゲームの世界の外から操作するということです。

これについて考えたとき、この地球または宇宙全体が一つのプログラムの中で存在しているのではないかと思ったのです。

気象兵器や生物兵器の噂はよく見るので人間にも自然を操作できる可能性はゼロではありませんが、それはゲームの世界のようにこの世界の条件の中で効率よく動かしているだけで、聖書の出来事のように正確に操作するのはまだまだ難しいでしょう。
この正確さがプログラムの中で実行された命令の一つなのではないかと思うのです。

十の災いがプログラムの中での命令だったとしたら簡単にできると思います。

それは例えば絵を筆と絵の具を使って染めるのと、パソコンやiPadで描いて色を染めるのでは労力が大きく違うのと似ています。
デジタルの絵ならどんなに範囲が広くても同じ色を染めるなら一瞬でできますよね。

宇宙を管理するスーパーコンピューター

この地球の自然を操作するのは難しいし、後でそのしっぺ返しが来ることもあります。
一つでも計画どおりできるかどうかわからないのに、十個も確実に操作して実行するのは大変です。
しかし宇宙文明の技術なら、宇宙と自然の法則に則った方法で、この世界の物質的な部分をまるでプログラムの中で操作するように簡単に操作できるのかもしれません。
自然の法則に則っていれば後でしっぺ返しが来ることもありません。

「アミ 小さな宇宙人」の中で、アミが宇宙船に乗っているときにこの銀河の全てを制御しているスーパーコンピューターからの命令に従って行動することがありました。
例えば通常は宇宙船は人間からは見えないようにしていますが、突然すぐそこにいる人にこの宇宙船を見せるように依頼される、とかです。
これはアミが参加している「人類救済計画」のための行動だと思います。
その人にその時点で宇宙船の姿を見せることで、人類が進歩することに何か役に立つ小さな要素を植えられるのでしょう。
そのコンピューターはこの宇宙の法則に則って作動しているので、そのコンピューターに従えば宇宙の法則に則った目的を達成するための行動ができるのだと思います。

アミのような宇宙文明の人々がコンピューターを信頼して従っているのは、この宇宙全体がコンピューターで管理できるプログラムだからだとも考えられます。
ただ、いつものことですが「アミ 小さな宇宙人」はただの物語ですから事実とはいえませんが。

現在の地球では、これから量子コンピューターが未来を予測しながら人間がどうするべきかをアドバイスするという噂もあります。
これはアミが言うスーパーコンピューターに近いものなのかもしれません。
もしかするとほとんど同じものである可能性が高いです。

この世界が本当にプログラムだとしたら、この物質世界のほとんどのことが操作できると考えてもいいと思います。
この世界のプログラムに命令を与えて、物質の仕組みが同じものを全て同じ法則で作り替えたり、一定の範囲だけに変化を与えたり何かを発生させることもできるでしょう。

もちろん人間の体も例外ではなく物理的な存在ですから、人間の体に共通する何かを一斉に操作することも可能だと思います。

十の災いはプログラム

これらの方法が可能だとしたら十の災いを起こすことはできます。

特に最後の災いである「エジプトの全部の家の長子を殺す」ことが起こる前の日に、家の入口の鴨居に羊の血を塗っておいたイスラエルの家の長子だけは助かった(過ぎ越し)というのは、なんとなく機械的な感じがしていました。
関連記事:聖書で伝えられる過ぎ越しのお祭りの意味 Vol.34
そのため、この災いを起こしたのはロボットのようなものではないかとも思ったのです。

もしロボットのようなものが実際に一軒ずつ殺しに行ったとしたら、どの子が長子なのかわからないかもしれないし、この災いは人間だけでなく各家の家畜の長子も対象だったので、家畜ならなおさら長子を見分けるのは難しいと思います。
ロボットならば見分けられるということも考えられますが。

ですがエジプトの全ての家の長子が一斉に亡くなったのは、一軒一軒誰かが殺しに行ったのではなくプログラムの中での命令だったとすれば納得できます。
羊の血が玄関に塗られていることが、殺さないための目印になるようにプログラムされたのです。

なぜ神といわれる宇宙文明の存在がそのようなことをエジプトの人々に起こしたかは、聖書を読めばわかります。
この出来事は酷い扱いを受けていた当時のイスラエルの民を救うためのものでしたが、その内容を聖書に記録しておくことで、後世に生きる私たちも宇宙文明とはどのような存在なのかが理解しやすくなると思います。

現在の人類が無事なのはプログラムのおかげかもしれない

この世界がプログラムというのが本当だとしたら、以前に書いた「この世界はVRかもしれない」ということにも繋がるような気がします。
関連記事:この世界はバーチャルリアリティーかもしれない Vol.15

それから私たち人間を含む物質的な存在は全て量子レベルで瞬時に組み立てられているという考えも、世界がプログラムならばあり得ることです。
そうだとしたら物質はプログラムへの命令でどんな変化も即可能に思えます。

例えば人間の体に何か悪影響があるような生物兵器が全世界に撒かれたとしても、瞬時にプログラムでその影響を無効にすることもできるでしょう。
どうやるのかはわかりませんが、生物兵器だったら人間の体の抵抗力を格段にアップさせて攻撃がほとんど無意味になるようにしたり、生物兵器を無力化するなどです。

以前に紹介した、アミの宇宙船でコンピューターに必要な情報を入力するだけで人間が変身できるのも同じです。
関連記事:人間が変身できる技術は宇宙文明にすでにある Vol.192

現在世界で流行中のウイルスは、最初は危険なウイルスだったのが途中で弱毒化されたのかもしれません。
それから東日本大震災のときの放射能の影響も、陰謀論などでは最初からそんなものは存在しなかったという意見もありますが、当時の専門家などの予想では東日本全体が汚染される可能性も語られていたので、もしかすると放射能が無力化されたか人体が強化された可能性もあります。
つまり何も対策がされなかったら放射能での犠牲者がたくさん出ていたかもしれないのです。
とはいえこれはただの私の想像ですから真実はわかりません。

ですのでこれからも全人類を攻撃するためにそのようなことがあるとしても、人類の進歩に貢献した人の数が14万4千人に達していなければすぐに阻止できるのだと思います。
関連記事:14万4千人の意味 Vol.94

これは生物兵器だけではなく、核兵器はもちろんあらゆる人類全体への攻撃に対して現在は監視されているため、この条件が満たされていない間は人類は守られています。

反対に14万4千人に達したときはその人数だけでも新しい世界を作ることが可能になるため、恐らくそのような攻撃があってももう阻止されることはないのかもしれません。
ですが、人類の進歩に貢献した人がその数に達するときには、その人たちの周りの人も良い影響を受けるため一気に世界が良い方向へと向かい、人類の破滅の危機は無くなるとも考えられます。
そうなるためには今生きている私たちの中から人類の進歩に貢献する人が少しでも増えることが重要な鍵になります。

ちなみに人類の進歩に貢献するのに神や聖書を信じるということはあまり関係ありません。
神や聖書を知らずに人類へ貢献している人の方が多いかもしれないのです。

どうすればその人数に数えられるかというと、自分の中に常に存在する良い心に従って生きるだけです。
本当は簡単なことですが、現在の物質文明の世界の価値観で生きる私たちにとっては少し難しい部分もあります。
この世界で良いといわれることが良心に従ったことだとは限らないからです。
良心に従うことが逆にこの世界では悪いことだとさえ言われることもあります。
だからこそ、その人数が14万4千人に達するのが難しいのでしょう。

それでも自分の行動が良心に従っているかこの世界での利益のためのものかは自分が一番よくわかっていると思います。
良心に従うと気持ちが良いし、反対に逆らうと苦しくなります。
それだけで十分です。
あとはその心に従うかどうかだけです。

もしも地球が新しい世界に変わることを望むのなら、いつもの生活の中で良心に従う行動を選ぶようにすれば、あなたも14万4千人のうちの一人に数えられるでしょう。
その一つの良い行動が、この地球を新しい世界へ変えるきっかけになるかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました