悪い宇宙人は存在するのか Vol.65

世の中について

私たちの世界では、宇宙人がいるとかいないとかの噂が昔からありますよね。

その宇宙人にも何種類かいて、都市伝説界ではグレイタイプのものやレプティリアンなどが有名です。
私が小さい頃は、宇宙人といえばタコのような足がたくさんある火星人でしたが、いつのまにかグレイや爬虫類型のエイリアンの方が有名になっていました。

そんな宇宙人と聞いて多くの人がイメージするのは、地球侵略など悪いものではないでしょうか。
だからUFOなどの未確認飛行物体を目撃したり、写ってしまった映像や写真を見ると怖いような、不気味な気がするのだと思います。

その飛行物体に乗っているのは地球侵略をたくらんでいるかもしれない宇宙人だから。
たとえばグレイとか。
侵略まではしなくても、いつもどこからか私たち人間を監視している存在だと感じているからです。
そのとき、私はなぜかUFOに乗ったレプタリアンは思い浮かばないんですよね。

私はスターウォーズを観たことがあります。
その中には人間とは違った姿の宇宙人も出てきますが、全ての宇宙人が他の惑星の侵略を考えているわけではなく、地球の人間と同じように、ただ自分の生活を生きるのに精いっぱいの宇宙人もいました。
ですので、スターウォーズを見たことがある人なら同じようなイメージがある人もいるのではないかと思います。

今回は、地球侵略や人間支配などを企む悪い宇宙人の存在について考えていきます。

悪い宇宙人なんていない?

まず、今回の話題を書いていく前提として、確実な証拠はどこにもありませんが、宇宙人の存在はあるものとします。
宇宙人とは、この地球以外の惑星に住む、人の形に近い知的な生命体のことです。

その中で悪い宇宙人は実在するのか。

宇宙人の存在を信じている人の多くは、恐らくそう思っていると思います。
この「悪い」宇宙人の定義が曖昧ですが、ここでいう「悪い」とは、姿形は置いておき、わかりやすくいうと地球や他の惑星を攻撃して侵略しようとしたり、人間を支配しようとすることです。

今まで私は、そんな宇宙人も広い宇宙にはいるのではないかと思っていました。
この私の考えは、今までたくさん見てきたエイリアンの映画などの影響も大きいと思います。

この答えは実際に自分の目で確認できないのではっきりとは言えませんが、私なりの今の結論は、侵略を考えたりしているだけの、どこかの遠い惑星に住む宇宙人はいるかもしれません。

でも、そんな宇宙人がはるばる地球までやってきて侵略することはできないと思います。

悪い宇宙人が存在しない理由

私が「悪い宇宙人」は存在しないと思う理由は、文明のある他の惑星を発見し、その惑星まで行く事ができるのは、愛を理解して実践している文明だけだからです。

愛を理解して実践している文明の人々は、決して攻撃的ではなく、他の文明に対しても自分たちの家族のように友好的なのです。
そして自己中心的(エゴイスト)でもありません。

自分たちの惑星を抜け出す事ができるのはそんな人々だけです。
いつか抜け出す事ができる頃には、悪い宇宙人は自分たちの悪い心を克服しています。

だから、悪いことを企む宇宙人は自分たちの惑星を抜け出すことすらできないのです。

では、映画などに出てくる悪い宇宙人は何なのか。

そもそも映画や作り話に出てくるのは、人間が考えた宇宙人です。
誰も本物を見て再現してはいないと思います。
だから、怖い宇宙人や悪い宇宙人は、人間の心が生み出した架空の存在といえます。

しかし、都市伝説では有名なグレイやレプタリアンは、現実にいそうなくらいリアルな話や映像もありますね。
映像はいくらでも作れますが、全てが全くの嘘ではないかもしれません。

ということは悪いグレイやレプタリアンは存在するのか?
もし存在するとしたら、それは宇宙人ではないでしょう。
始めから地球にいた、地球の生物なのです。

同じように、もしもこの先UFOのようなもので地球を支配しにやってきたとする悪い宇宙人ぽい存在が現れるとすれば、それは宇宙から来たのではありません。
この地球で作られたUFOに乗った、ただの地球の人間や生物です。

科学技術だけが進歩してはダメな理由

今の地球は、科学技術のレベルに対して、精神のレベルが低すぎるのです。
ここでいう精神のレベルとは、私達の思うようなものとは少し違います。
宇宙の文明の視点での精神のレベルです。

ところでなぜ、科学技術が進んだだけではだめなのでしょうか。

例えば私達地球人も、宇宙を探索できるほど科学技術が進んだとしたら他の文明がある惑星に行けるかというと、今のままでは無理でしょう。

現在の地球は、科学技術と精神が釣り合っていない状態だからです。

もし地球の人類が宇宙に行くことができるようになり、太陽系を抜け出して他の文明がある惑星に行けたとします。

でも、精神レベルがこのままだったら、今地球で起こっていることが宇宙でも起きる可能性が十分にあります。
それは、いずれ自分たち以外の存在を敵視したり、攻撃するかもしれないことです。

今でも同じ地球に住む人間同士で争いが絶えません。
こんな状態で宇宙の文明の仲間入りはできません。

そして自分の惑星を抜け出す事ができる文明は、所有の問題もクリアしています。
しかし現在の地球はまだまだ所有すること、自分の財産を手放して共有することは難しいですよね。
むしろ、もっと手に入れようとします。
そして他の惑星に行く目的も、何かを手に入れるためでしょう。

これがもし本当に実現できるとすれば、私達地球の人間こそが悪い宇宙人になります。

このことについての答えとも思えることが「地球人は科学的に創造された」に書いてあります。

問題は、科学の平和利用がもたらす楽園を取るか、それとも人間が自然を支配して利益を得るのではなく、自然に服従する原始時代への逆戻りという地獄を取るか、の選択です。
これは、自分たちの惑星から脱出できるようになる人類が、いわば宇宙的レベルで決断する場合の当然の選択なのです。自分たちの攻撃性を完全に抑えることのできる者だけが、この段階に到達することができるのです。

(「地球人は科学的に創造された」p141より)

ここでいう「この段階」とは、原始から続いた文明が発展し、その文明の科学技術を攻撃のためには使わず、平和的にだけ利用することによって「自分たちの惑星から脱出できるようになる」ことです。

そうでない人々は、自分たちの科学技術が発達して、人類を破壊し尽くすだけの十分な武器が発明できれば、直ちに自己破滅への道を辿ることになるでしょう。 

(「地球人は科学的に創造された」p141より)

科学技術を全く攻撃的に使うことをせず、平和的に利用するだけでこの地球は楽園になります。
反対に科学技術を武器や攻撃のために使うなら、ここまで進んだ地球の科学のレベルでは自滅という形で人類が破滅してしまう確率が高いのです。

そして今の地球の人類はどちらかを選ぶ段階に来ています。

このことが、聖書などでずっと私達に伝えられていることなのです。

人間の中に攻撃的な精神が残ったまま、科学技術を平和的に利用しようとすることは矛盾していることで、不可能です。

小さな子供に車を運転させ、安全に目的地に着く事を期待するのと同じくらい無理なことです。

ですから、私たちは向こうから接触して来る人たちに対しては、全く何の恐れも抱いていません。これまでの何千というコンタクトによって、自分たちの惑星系から脱出できるほどの人々は、例外なく平和を好むという宇宙の絶対法則が実証されてきました。 
自分たちの太陽系から脱出ができるということは、とりもなおさずその人々が、太陽系脱出旅行にも、また取り返しのつかない破壊をもたらす攻撃兵器の生産にも利用できる、決定的なエネルギー源を発見し、しかも、自らの攻撃性を制御できないことに起因する「進歩から破壊へのサイクル」からは、すでに脱却してしまったことを意味しているからです。

(「地球人は科学的に創造された」p141より)

地球の科学技術が宇宙に進出できるほど十分に進んでいるとしても、人間の中に攻撃性や強いエゴがあると、この太陽系から抜け出すほどの技術があれば、抜け出す前に自滅してしまうということです。

その理由は、その科学技術を使って戦争を起こそうとしたり、攻撃しようと考えてしまうからです。

ですから他の惑星からコンタクトしに来る宇宙人は「例外なく」攻撃的ではないそうです。

これは地球の人類だけでなく、これまでにもたくさんの文明が宇宙に作られ、その文明の科学技術が発展しては自滅してしまってきたことを知っている創造主だからわかることなのでしょう。

というわけで、悪い宇宙人は自分たちの攻撃性を克服するまで他の惑星に辿り着くことすら出来ないため、結果的に悪い宇宙人は存在しないと私は思います。

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