悪魔の終わりのときの光と闇の目的は同じかもしれない Vol.184

世の中について

聖書の「ヨハネの黙示録」には悪魔の終わりのときについてこう書かれています。

しかし、地と海よ、おまえたちはわざわいである。
悪魔が、自分の時が短いのを知り、
激しい怒りをもって、
お前たちのところに下って来たからである。
(「ヨハネの黙示録」12章12節)

悪魔は自分の終わりの時を知っているため、その時には私たちの前にあからさまに出てくるのかもしれません。
そしてそれは今のことだと考えられます。

実際に悪魔という存在が現れるわけではありません。
そんなものは実在しないからです。
悪魔をこの世界に放ったサタンがいるだけです。

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このことについて、「地球人は科学的に創造された」にはこう書いてあります。

 自己破滅か黄金時代への移行かという選択の、人類にとっての最後の試練は、サタンにとっても、人類が性悪であることを証明する最後のチャンスでもあるのです。人類がこの試練を克服して、地上の軍備の完全なる廃棄を達成するならば、人類は決して暴力的ではく、私たちの遺産を受け継ぐに値することを、私たちに示したことになります。
(「地球人は科学的に創造された」p286より)

悪魔という生物はいませんが、サタンは人間に罠を仕掛けて試すので、悪魔に誘惑されたり心が囚われる人はいます。
その時、「地と海」つまりこの世界では悪魔に惑わされた人たちの勢いが強くなるのでしょう。

現在この世界で起きている様々な出来事は、新しい世界の黄金時代へ向かう一つの動きではあると思います。
しかしまだ今の世界では悪魔の支配が続いているため、油断はできません。

恐らくほぼ自滅の恐れはなくなったように見えますが、それは地球全体で見た人類のことです。
一人一人の人間については、新しい世界に住むか去るかはそれぞれの選択の自由なのですが、真実を知って選択するのと知らないで選択するのでは大きな違いがあります。

ですので、新しい文明世界が本格的に始まるまでにこれから起こる可能性があることを「ヨハネの黙示録」を参考にしながら書いていこうと思います。

生まれたばかりの新しい文明

この世界はまだ悪魔のシステムに支配されていますが、現在はその支配が崩れつつあるように思えます。

このまま是非とも新しい世界に移行したいですが、新しい世界に移行する前にはまだもう少しかかるでしょう。
私がそう思う理由は、聖書の「ヨハネの黙示録」にこう書いてあるからです。

11:1それから、わたしはつえのような測りざおを与えられて、こう命じられた、「さあ立って、神の聖所と祭壇と、そこで礼拝している人々とを、測りなさい。 11:2聖所の外の庭はそのままにしておきなさい。それを測ってはならない。そこは異邦人に与えられた所だから。彼らは、四十二か月の間この聖なる都を踏みにじるであろう。 11:3そしてわたしは、わたしのふたりの証人に、荒布を着て、千二百六十日のあいだ預言することを許そう」。
(「ヨハネの黙示録」11章1節~3章より)

「神の聖所と祭壇と、そこで礼拝している人々」とは洗礼やトランスミッションをした人たちのことだと思います。

洗礼やトランスミッションとはただの儀式ではなく、創造主の存在を認め、その思いを実行することを誓ってDNAの情報を創造主に送信するという信仰の宣言の他に科学的な意味があります。

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DNAの情報を送信することで、創造主や宇宙文明の思いを実践し、もしも肉体が死を迎えても新しい文明になったときには復活して新しい地球に住むという宣言をすることになります。

洗礼という技術を人間に授けられてから、この世界で洗礼を受けた人の中で創造主が認めた人は、この世での死後に地球の人間のために用意されている惑星に肉体が再生されるようになっています。
ですから現在もすでにその惑星で肉体が再生されて住んでいる人がたくさんいます。
「神の聖所」とはおそらくその惑星のことではないかと思います。

「祭壇」も同じかもしれませんが、わざわざ区別しているということは「神の聖所」とは違うと考えられ、この地球で洗礼やトランスミッションを済ませて生きている人のことかもしれません。

その人々を測りざおで測るというのは人数を数えるというようにも思えますが、私はその人々の良心を測るのではないかと思います。
つまり、洗礼やトランスミッションをした人々を最後の審判より前に測るのです。

そこで測ってみて良心が多かった人は、最後の審判は受けずに先に新しい世界へ移行できるのです。
といっても新しい世界はこの地球に作られますから、正式に移行するのではなくその約束をする感じでしょう。

これはいつ行われるのかはよくわかりませんが、地球は今まさに新しい文明世界に変わろうとしているので、もしかすると今なのかも知れません。

そして「聖所の外の庭」にいる異邦人とは洗礼を受けていない普通の人々で、最後の審判まではまだ測らないのです。
その期間は聖所にいる人たちが測られてから42か月間です。
42か月といえば獣の支配する期間です。

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その42か月がいつなのかというと、ヒントは「2人の証人」が1,260日のあいだ預言するという部分です。
2人の証人は誰なのかわかりませんが、預言とは創造主や宇宙文明からのメッセージを人々に伝えることですから、これからそのような人が2人現れるか、「2人」は喩えで2つの勢力かも知れません。

全く異なる相対する勢力が、それぞれ別の方法で預言を人々に伝えるとも考えられます。
例えば光側と闇側というような感じでです。
どちらも大元は同じということです。
それはサタンの正体をみれば明らかです。

光側が伝えるメッセージはほぼそのままですが、闇側からのメッセージは眠っている人に伝えるためなので一見ネガティブなものが多いですが、何かがおかしいと気づく人が出てくるのだと思います。

もしかすると闇側は明確な目的を自覚せず、知らずにそうなっていくとも考えられます。
つまりそうなるのが自然の流れなのです。

この1,260日を1か月を単純に30日として数えると42か月です。
その期間には様々な方法でメッセージが伝え続けられるのです。
なぜなら、創造主や宇宙文明の人々はできるだけ多くの人に新しい世界で生きてほしいからです。

もう一つのヒントは次に登場する「女」です。
その「女」は子を宿しています。

12:1また、大いなるしるしが天に現れた。ひとりの女が太陽を着て、足の下に月を踏み、その頭に十二の星の冠をかぶっていた。 12:2この女は子を宿しており、産みの苦しみと悩みとのために、泣き叫んでいた。

12:5女は男の子を産んだが、彼は鉄のつえをもってすべての国民を治めるべき者である。この子は、神のみもとに、その御座のところに、引き上げられた。
(「ヨハネの黙示録」12章1節~2節、12章5節より)

「ヨハネの黙示録」に登場する「女」については以前にも書きましたが、この地球の物質文明の象徴です。
その女が出産するというのは、物質文明から愛が中心の文明に移行するということだと思います。

出産に喩えるくらいこの地球の文明の移行はこれまでになかった大きな変化であり、生まれた文明はまだまだ未熟なものなのです。

さらに女が出産したのは男の子であり「すべての国民を治めるべき者」で、
「この子は、神のみもとに、その御座のところに、引き上げられた」
とあるのでイエス・キリストのことだともいわれますが、「ヨハネの黙示録」のはじめに

この黙示は、神が、すぐにも起るべきことをその僕たちに示すためキリストに与え、そして、キリストが、御使をつかわして、僕ヨハネに伝えられたものである。
(「ヨハネの黙示録」1章1節より)

とあるので、キリストが生まれたときのことではなく、もっと未来のことだと私は思います。

「地球人は科学的に創造された」の中で創造主は人類全体を一つの生命体と考え、現在の世界を妊婦や胎児に譬えて話しています。

そして、人類全体を一つの生物体と考えることは可能です。素朴な女性を妊娠させた科学者は、その将来を彼女に予言することができます。すなわち、9 カ月後には子供が生まれること、さらには、その性別さえ言い当てることができるでしょう。
 同じように、多くの惑星上に生命の創造を行ってきた私たちは、人類が科学水準と同等の英知を持たないまま高度な科学技術の水準に達したとき、そこで何が起こるのかを正確に知ることができます。
 こうして、個々人の将来について予言することはできなくとも、妊娠中には通常何が起こるのか、あるいは発展過程にある人類全体には何が起こるのか、ということについて知ることはできるのです。
(「地球人は科学的に創造された」p277より)

これらの予測は、すべて種に関する深い生物学的な知識に立脚しています。
私たちは、受精卵に何カ月目に眼ができ、何カ月目に生殖器ができるかなどのことを知っています。進歩しつつある種についても、数世紀あるいは数千年の後に種々の発見をして、その結果、大きな科学的進歩を成すことを知っています。どちらも全く同じことです。
(「地球人は科学的に創造された」p278より)

このように創造主は人類全体のことを妊婦に譬えているので、「ヨハネの黙示録」での「女」の出産とは文明の移行のことだと考えられます。

だとすると生まれた男の子とは、新しい文明世界のことでしょう。

「この子は、神のみもとに、その御座のところに、引き上げられた」
とは、新しい文明世界(生まれた子)は宇宙文明になるため、これからは宇宙文明の沢山の人々(神)と共に栄えて行くということだと思います。

物質文明を惜しむ人々

これまでの物質文明を満喫していた人々の中には、新しい文明世界を全く受け入れられない人もいるでしょう。
また、これまでの世界では努力や苦労が美しいとされてきたため、その価値観から抜け出したくない人もいます。
新しい文明世界について聞いたとしても全く受け入れられないし、そのような世界に希望を抱く人は怠け者だと考えるかも知れません。

この物質文明でのテクノロジーには、マイクロチップやトランスヒューマニズムや人体冷凍保存、記憶のクラウド化やVRの世界に生きることなどがあります。
そういったものを受け入れてこの物質文明の進歩したテクノロジーを楽しみたいという人もいるでしょう。
そのような人は、恐らくどんなに説得しても新しい文明を受け入れないと思うので、その人の自由な意思を尊重してあげて下さい。

12:4その尾は天の星の三分の一を掃き寄せ、それらを地に投げ落した。龍は子を産もうとしている女の前に立ち、生れたなら、その子を食い尽そうとかまえていた。
(「ヨハネの黙示録」12章4節より)

そのような人々からの抵抗は人間の欲からくるものですので、この物質文明を惜しむ心と捉えることもできます。
宇宙文明を受け入れず、この人間だけの世界で生きようとするのも、悪魔に支配されているとまでは言えませんが、サタンは危険だと考えています。

「産みの苦しみと悩みとのために、泣き叫んでいた」とあるように、これまでの物質文明で多くの利益を得ていた人や楽しみを得ていた人々は苦しむということです。

そしてその時が今まさにこの地球に来ているといえます。
これまでの世界で莫大な富や地位や名誉を得ていた人たちは、新しい文明の世界に変わると世の中の価値観が変わり、それまでに得たものが何の価値もなくなってしまうために苦しむでしょう。
できればまだこの世界が続いて欲しいと考えて悪あがきをするかもしれません。

聖書でこのことを魚の門に譬えているものもあります。

1:10主は言われる、
「その日には魚の門から叫び声がおこり、
第二の町からうめき声がおこり、
もろもろの丘からすさまじい響きがおこる。
1:11しっくいの家の住民よ、泣き叫べ。
あきないする民は皆滅ぼされ、
銀を量る者は皆断たれるからである。
(「ゼパニヤ書」1章10節・11節より)

この内容について「地球人は科学的に創造された」ではこう説明されています。

魚の門というのは、水瓶座の時代に至る経路です。それは春分の日に、地上から昇る太陽の位置が水瓶座に入る瞬間です。騒がしく叫ぶ声というのは、この真実の啓示に伴って聞こえてくる喧噪です。
(「地球人は科学的に創造された」p76より)

「真実」とは文明の移行が必ず行われるということです。
これは自然のもので宇宙の法則ですから誰も止められません。

悪魔とはレプティリアンやこの世界を支配している人々のことだけではありません。
レプティリアンは悪魔のような悪い存在だろうし、世界の支配層も悪魔の手下といえるくらいの悪い存在であると思います。

現在の地球で起きていることは、まさに善と悪の戦いといえるものですが、この善と悪は誰が見てもわかる見本のようなものです。
この戦いが終わったらいよいよ本格的に新しい世界が始まるように思えますが、まだ一つの段階を超えただけの赤ちゃんのような文明ですので、しばらくはこれまでの物質文明と同時進行で進むでしょう。
新しい文明が育つまでの期間として、三年半を用意しているのだとも考えられます。

悪魔を人間に仕掛けたサタンは、人間一人一人の中にある攻撃的で暴力的な心こそが危険なものだと考えています。
その心にはこれまでの地球に存在したレプティリアンや悪魔崇拝者たちのような究極の悪はなくても、まだ克服すべき心は殆どの人の中に残っています。

そして、そのような心の状態を克服出来なければ、次の文明世界には住めないのです。
それは自然の法則によるものですから、自分自身で克服する以外は誰に懇願しても無理です。

その克服すべき心は前回も書きましたが、ここでももう一度載せておきます。

さいごにシルクは、つぎにあげる欠点は、どんな犠牲をはらってでも自分たちの中から追放するべきで、もしそれらの欠点が大きければ、新しい世界の一員になることはできないと言っていた。それは、羨望(ねたみ)、利己主義、暴力、物質主義、ひとの不幸を望むこと、(知的、感情的、物質的、性的なことにたいする)無責任、恩知らず、不きげん、それからぼくたちのすべての宗教が、そのおきての中でいましめていること。

(「アミ 3度めの約束」p459より)

これを克服するための期間として、創造主や宇宙文明は42か月または3年半、完全に新しい文明世界に入る前に私たちに猶予を与えてくれているのかもしれません。

そしてその期間が終わったときは最後の審判といわれる何かが起こるのでしょう。
その頃には、現在よりもっと多くの人が新しい世界に住めるようになっていることを宇宙文明の人々は望んでいると思います。

「黄金時代」は時期がくれば自動的にやってくるわけではないし、誰かが黄金時代に変えてくれるわけでもありません。

今のこの地球の世界はまだ新しい文明には移行していませんが、アダムとエヴァから約1万3千年続いたこの人間だけの世界は、少なくとも数年以内には新しい世界に移行するでしょう。

その時までに、私たち一人一人はどうしたいのかを決めて生きる事が最優先なのだと思います。

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