魂とDNAと霊のしくみ Vol.117

真実を告げる書

前回、次回は最後の審判について書くと書きましたが、霊の役割りについてまた気づいたことがあるので、今回はまたそのことを書いておきたいと思います。

私たちの体は細胞からできていますが、その細胞の中の染色体にはDNAが折りたたまれるように入っています。

そのDNAには、個人の遺伝子情報が入っています。
遺伝子情報は一人一人違うため、DNAで個人が特定できるといえます。
個人とは、今現在生きている一人の人間のことです。

DNAについては以前にも書きましたが、DNAには現在生きている人間の情報だけではなく、両親や祖父母、さらに先祖代々の遺伝子情報が全て詰め込まれています。
その遺伝子情報のどこか一つでも違えば、別のDNAになります。
つまり今この文を読んでいるあなたのDNAは、この世に一つしかありません。

そして、DNAと結びつく今の記憶を記録するのが霊です。

前回、霊は意識であり肉体の記憶だと書きましたが、霊は記憶そのものではなくて、現在生きているこの肉体に意識を与え、記憶を記録して保存するものだと思います。

今生きている私たちのこの思考や感情などの心は、一人一人の霊によるものです。
その霊と結び付いたこの体があるから、この物質世界を体感することができているのです。

霊と肉体と魂

霊と肉体と魂を現代の私たちにわかりやすくスマホでたとえてみます。
現代にパソコンやスマホが発明されたことで、理解しやすくなったと思います。

スマホの本体はDNAをもつ肉体で、スマホを動かしたり撮った写真や動画を記録するためのOSが霊といえるでしょう。
新品のスマホはOSをインストールしないと使えませんよね。
そしてOSの入ったスマホが魂です。

ですから魂とは実態のあるものといえます。
つまり魂とは、現在生きている私たち人間のことです。

以前に霊とDNAと魂をパソコンに例えたとき、私はOSを魂と書いてしまいましたが、OSは霊で、OSの入ったパソコンが魂だといえます。
OSはプログラムなので、3次元での実態はなく見えませんが、確かに存在し、その働きのおかげで端末は動きます。

霊も実態はないので見えませんが、OSのように確かに存在して働いているのだと思います。
人間は霊で肉体を動かして生きているのです。

霊と体が結び付いた私たちのこの肉体は、たった一つの魂です。
同じ魂はありません。

同じ魂を作れないことはありませんが、それはクローンです。
パーマンのコピーロボットのようなものです。

もしもクローンを作れたとしたら、クローンを作った時点でそこからのそれぞれの記憶が違ってしまいますが、それについてはここでは触れません。

肉体がなくても、霊だけでも記憶と感情を維持するのは可能かもしれません。
しかしそれは、一度肉体をもった経験のある霊だけです。
はじめから霊だけという存在はないと思います。

それではスマホやパソコンなどの本体を持たないOSやデータだけというようなものだからです。
OSは、一度パソコンやスマホにインストールされて初めて動き、データが作られていきます。

現在生きている肉体は、生まれてからの記憶を記録しています。
その記憶はDNAと結び付いています。
「地球人は科学的に創造された」によれば、受精したときからの記憶です。
そんな記憶は思い出せませんが、きっとあるのでしょう。

映画「君の名は。」で、三葉の口噛み酒を飲んだ瀧君が、三葉が生まれたときからの記憶を辿る場面があります。
それは三葉のDNAが瀧君の中に入ったために、三葉の記憶に瀧君がアクセスできたのかなと思いました。
このことを新海誠監督は知っているのかもしれないですね。

そういえば「君の名は。」のティアマト彗星という名前は、メソポタミア神話で全ての神々を産んだ海の女神の名前と同じですが、ワンピースのブルックが魂のことを「ティアマスィー」というときの発音が似ているので、魂と関係あるのかなーとも思いました。

そしてここから、魂の記憶についての話になります。

人は全てを忘れて地球に生まれる

魂とは、現在生きているこの肉体と心が一緒になった個人のことですが、現在の肉体に生まれる前は、おそらく前の肉体の魂の記憶からずっと続いているのだと思います。

ではなぜ思い出せないのかというと、この未開の文明である地球に生まれるときにその記憶を忘れるようになっているのです。

それが原因で、私たち人間は何のために生まれてきたのかさえわからなくなっています。

ということは、この未開の文明から卒業すれば忘れないのかというと、きっとそうなのです。
さらに、これまでの前世の魂の記憶も全て思い出すと思います。

宇宙文明で生きることになれば、肉体が変わっても全て覚えていられるのです。
スマホでいえば、全てのデータを移行して使い続けるのと同じようなことです。

しかし今の地球では、データの移行は一切できない新規契約のようになっています。

進歩した魂も未開の文明を経験している

現在宇宙文明の世界で生きている存在の創造主たちは、始めから進んだ宇宙文明で生きていたわけではありません。
きっと誰もが、未開の文明の世界を経験して進歩してきた魂なのです。

つまりどんなに進歩している魂の存在でも、現在の地球のような世界での経験ももっています。
ですから未開の世界はどんな世界で、そこに住む人はどんな精神で、どうすればもっと進歩できるのかを知っています。

だからこそ、この地球のたどる未来を予想することができるし、アドバイスもできるのです。
大人が子供に危険を回避する方法を教えることができるのは、他にも子供がいたり、自分自身も子供時代に経験したりして知っているからなのと似ています。

今の魂の前はどんな人生を送った魂なのかは、代々きちんと記録されて消えることなく保存されています。

では、前世ともいえる前の魂の記憶はどこにあるのかというと、それはきっと宇宙のどこかの場所にあるのです。
無事に新しい世界に生きることができたら、全て思い出すのでしょう。

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