天使ラファエルの正体とは Vol.55

真実を告げる書

聖書には不思議な感じの天使が登場します。
ただし、これは外典や文学として扱われ、聖書として認められていないことが多いようです。
その天使は「トビト書」や「トビト記」に登場するラファエルという癒しの天使です。

私は、最近は「真実を告げる書」を含む「地球人は科学的に創造された」で参照されている聖書からヒントを得て、そこから世の中について考えています。

その「真実を告げる書」では「トビト記」が旧約聖書の外典とされて紹介されています。
創造主としては聖書として扱っていても、現にこの地球では外典とされているからでしょう。

今回はこの天使のラファエルについて書いてみます。

ラファエルの目的

ラファエルは水筒や杖を持って旅人の格好をして人々の前に現れました。
そして失明してしまったトビトの目を癒し、足が痛いという人の痛みを和らげたりしました。

また、悪魔に取りつかれていたサラの悪魔を払う方法を教え、その通りにすると悪魔が出ていきました。
ラファエルは天使なのでそういった癒しや悪魔払いが行えたのだろうとも思われます。

「トビト記」の中で、ラファエルは天に帰る前に、自分がなぜ来たのか、そしてその正体を明かします。

あなたがためらわずただちに席を立ち、あなたのごちそうを放っておいて出かけ、死者の体を包んだ時、わたしはあなたを試みるためにあなたのところへつかわされていたのです。
神はまた、あなたと嫁のサラをいやすためにわたしをおつかわしになりました。
わたしは、主の栄光のみ前で仕えている七人の天使の一人、ラファエルです」

(「トビト記」12章13節~15節より)

参考リンクばべるばいぶる / 〔真理子訳〕トビト記 第12章
※「トビト記」は外典だからか、いつも読んでいる聖書のサイトにはありませんでした。

ラファエルが
「神はまた、あなたと嫁のサラをいやすためにわたしをおつかわしになりました。」
と言っているように、その目的がわかります。

しかし
「あなたを試みるためにあなたのところへつかわされていた」
と言う目的は「トビト記」を読んだだけでは、「試みるため」の意味がよくわからないと思います。

このことは「地球人は科学的に創造された」の中の「真実を告げる書」に書いてあります。

外典の『トビト書』(訳注:旧約聖書外典の1 つ)の中では、創造者たちの創ったロボットのうちのひとり、ラファエルという名のロボットが、人間が創造者たちに遭遇すると、どんな反応を示すのかを試すためにやって来ます。
 そして彼は、人間たちに自分の正体を明かしたあと、帰って行きます。

 毎日、私はあなたがたの前に現れたが、私は食べず飲みもしなかった、…
…私は、私を遣わした方のところへ昇っていく。
あなたがたに起こったこれらのことを書き記しなさい。
『トビト書』12章19・20節

(「真実を告げる書」p57より)

ラファエルは帰る前に自分の正体を明かしますが、ロボットだとは言わず、
「主の栄光のみ前で仕えている七人の天使の一人」
だと言いました。
当時の人々には「ロボット」の意味がわからなかったから、ということもあるでしょう。

この言葉から、天使といわれている存在の中にはラファエルのようなロボットもたくさんいるのではないかと考えられます。

当時は、創造主の惑星と地球では大気が違うために、地球の人が宇宙に行くときに着るような大きな宇宙服を着ないと、創造主たちは地球で活動できませんでした。

しかしラファエルは宇宙服を着なくても地球で活動できたようです。
ですから人々はラファエルを「天使」だとは思わなかったのです。

現在でも創造主が呼吸する大気の環境は同じだと思いますが、ラエル氏が会った創造主は宇宙服らしいものは来ていませんでした。
体を保護するためのスーツのようなものと、呼吸できる不思議なものに進化しているようです。

彼は、からだ全体を包む緑色の繋ぎを着ており、頭は大気に晒されているようでしたが、その周りを不思議な後光のようなものが取り囲んでいました。
本当は後光ではないのかもしれませんが、顔の周りの空気がわずかに輝いて、振動しているようでした。それは目に見えない保護物のような、とても細かくて、ほとんど見えないような泡のようなものでした。

(「真実を告げる書」p13~14より)

ですから「トビト記」の天使のラファエルは、他の天使とは違って見えたのだと思います。

ロボットの役割

ロボットといっても、恐らく見た目は人間と区別がつかないようなロボットでしょう。
この世界にはまだ存在していませんが、近い見た目のものが人工知能が入ったロボットのアンドロイドです。

私がそう思える理由は、「トビト記」で誰もラファエルを人間ではないとは感じていないように読めるからです。
それともう一つ、以前ラエル氏が連れて行ってもらった地球の人間のために用意された惑星で、人間と見分けがつかないロボットがいたという記述があったからです。

ロボットたちは、製造装置から出てくる時はもう大人の背丈で、すぐに働くことができます。
彼らには子供の時期というものがなく、また成長もしません。
彼らはただ、いかにして1 つのことを成し遂げるか、つまり、いかにして地球からの人々やエロヒムの命令に従うか、ということしか知りません。彼らはまた、僅かな暴力を振るうこともできません。
 生物ロボットかどうかを見分けるには、男性ロボットでも女性ロボットでも、眼と眼の間に小さな青い石がはめてありますから、それを見ればいいわけです。
汚れる仕事や面白くない仕事は、すべてこのロボットたちがやってくれます。

(「地球人は科学的に創造された」第二部 p152より)

現在、この地球でもロボットは製造されており、様々な仕事のために使われています。
特に、わざわざ人間がする必要がない仕事は、これからどんどんロボットの仕事になっていくでしょう。
だからといってロボットが可愛そうだという人はいませんよね。
作業をするためのロボットには、始めから感情をプログラムしませんから。

ロボットは、人間を助けるために人間が作るものです。
同じように、創造主の惑星でもほとんどの作業はロボットがしているのです。
それも造りが人間とほとんど同じなので、細かな仕事も人間がするのと同じようにできます。

そして感情をプログラムできるロボットも作られるでしょう。
そのロボットは作業や重労働のためではなく、感情が役に立つ目的のために作られるのです。

ロボットは全て、その目的のために作られていきます。
そしてラファエルは人を癒すという目的で作られたのです。

ロボットやAIが発展している現在は、その危険性などが語られます。
残念ながら、確かにこの現代の世界のままではそういえるかもしれません。
現代の世界とは、終末といわれる欲望が支配するサタンの世界といわれるこの世界です。

しかし、この世界を無事抜け出して欲望を克服するか、または一度自滅して新しい世界になったとき、その世界では便利なロボットやAIが活躍する世界になるのだと思います。

このことは「真実を告げる書」以外には恐らくどこにもない情報だと思いますので、信じるか信じないかは読者のみなさんの自由です。

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