人間を創造した科学者たちの話 Vol.139

真実を告げる書

今回は地球に人間を創造した科学者について書いていきます。

科学者というと様々な職種がある世界の中での一つの職業のようです。
人間を創造した創造主の惑星は、それぞれの職業を持ったたくさんの人が住む惑星なのです。

なぜそんなことがわかるのかというと、「地球人は科学的に創造された」を読んで私がそう思ったからです。

「地球人は科学的に創造された」が全て本当の事を書いているかどうかは誰にもわかりません。
ですからこれが本当だとか真実とはいえませんが、一つの可能性の話として読んでもらえたら嬉しいです。

創造の始まり

創造主の惑星の科学者たちは、自分たちで全くの化学物質から小さな生命の元を作る事に成功しました。

すでにある生命体のクローンなどではなく、ほぼ何も無いところから生命の元になる胚という生きた細胞を作り出したのです。
これは創造主の惑星でもすごいことだったようです。

しかしその後の実験は惑星の人々から反対されたのです。
その理由は「地球人は科学的に創造された」に書いてあります。

科学者たちが、技術を完璧なものにし、奇妙な小動物を創り始めた段階で、私たちの惑星世論と政府は、科学者たちに、生物実験の続行禁止と、社会に危害をもたらす可能性のある怪物の創造禁止を命じました。実際に、それらの小動物の中には逃げ出した物もあり、数人の犠牲者が出ました。

(「地球人は科学的に創造された」p18より)

危険だから反対するのは当たり前のことですね。
怪物と呼ぶような生物を作ったようですから仕方ないです。

その頃ちょうど創造主の惑星では、他の惑星や銀河を探査していたので、科学者の生命体の創造の実験ができる環境をもつ惑星も探すことにしました。

そうしてこの地球を発見したのです。

科学者たちはこの地球を調査し、生命を創造できるように環境を整えました。
その期間はなんと約12,000年です。

なぜそう言えるかというと、聖書の創世記の創造の1日についての説明がこのようにあるからです。

こうした調査には、かなりの時間がかかりました。ここで言う「1日」とは、あなたがたの太陽が、春分の日に同じ印のもとに昇る期間に対応しています。

言い換えると、地球上でのほぼ2000年に相当します。

(「地球人は科学的に創造された」p20より)

太陽が春分の日に同じ印のもとに昇る期間が2000年なのかどうか私はわからないので、この内容をそのまま参考にしていきます。

創世記での6日間で人間のための全ての環境を整えたということは、「1日」が地球での2000年ならば6日間で12,000年ということになるのです。

そんなに長い時間をかけて人間を創造する準備をしたのです。
私たち人間の感覚でいうと10,000年なんて生きていられないのではと思ってしまいますね。

そのことから、おそらくこの時はすでに創造主の惑星は宇宙文明に移行していたのだと思います。
宇宙文明に住む人々は死を乗り越えた存在で、たとえ肉体の寿命が来ても、全ての記憶を維持したまま新しい肉体で生きることができるからです。

科学者たちの裏切り

ところでこの頃はまだ、人間のような生命は地球に創造する予定ではありませんでした。
というよりも、創造してはいけないという約束でした。

エロヒムの惑星政府は、科学者に対して、自分たちの姿に似せた生物は創造しないということを条件に、地球での実験の継続を許したのでした。

(「地球人は科学的に創造された」p264より)

エロヒムとはヘブライ語で「天空から来た人たち」という意味です。
複数形です。
つまり人間から見た創造主のことです。

その惑星の政府が人間の創造を禁止していたのです。
それなのに、科学者たちはとうとう地球に自分たちの姿に似せた人間を創造してしまいました。

もう、やんちゃではすまないことをどんどんしてしまう科学者です。

しかし、パニックを引き起こすことになりうる「試験管ベビー」を創っていることに、私たちの惑星の人々は憤慨しました。もしも、その人間の能力、あるいは力が、創造者のそれを上回ることにでもなれば、脅威になると恐れたからです。

(「地球人は科学的に創造された」p22より)

創造された人間の能力が創造した者たちを上回る可能性もあると考えられていたそうですが、それはただの予想かもしれないし、または他の惑星などでそのようなことが起こっていたことを創造主の惑星の人々は知っていたのかもしれません。

惑星でいろいろと騒ぎを起こしたため、惑星から遠く離れた場所でなら実験を続けることをせっかく許されたのに。

科学者たちに許された一つの条件である、人間を創造しないという約束をなぜ破ってしまったのでしょう。
もしかすると最初から人間を創造するのが最終目標だったのかもしれません。

ここで私がふと思ったのは、宇宙文明で生きる人々は聖人のような人ばかりではないし、意外とやりたいことをしているんだなということです。

神になった科学者たち

創造してしまった人間については、創造主の惑星の政府からは条件を付けて許されました。
その条件はこのようなものでした。

指導者たちは、最初に地球上に創造された人間たちに対し、彼らがどのようにして創られたか、またエロヒムとは何者であるかなどを、科学者たちが明かすことを厳禁しました。

(「地球人は科学的に創造された」p264より)

このため、科学者たちは創造した人間に本当のことを伝えることはできなくなりました。

地球人たちは、自分たちが創造者たちに対して畏敬の念を持ち、創造者たちを超自然的で神的な存在だと思うように仕向けられたのでした。

(「地球人は科学的に創造された」p264より)

これは科学者たちの考えではなく、主に惑星の政府から真実を伝えることを禁止されて仕方なくしたことでした。

この時から創造主たちは人間にとって「神」という存在になったのでしょう。

彼らが神として振る舞ったのは、ヤーウェによって指導される彼らの惑星政府が、創造物に真実を告げることを厳禁し、常に超自然体として振る舞うように義務付けていたからです。

(「地球人は科学的に創造された」p264〜265より)

ヤーウェとは、創造主の惑星を含む宇宙文明の中の最高責任者のような存在です。

この後、科学者の中のある人物はさらに惑星政府を裏切ることを犯してしまいます。

人間に光をもたらした存在

地球に人間を創造した科学者たちはたくさんいて、いくつかのチームに分かれていました。

その中の一つのチームの科学者であるルシファーが、惑星政府の決めたことを破ったのです。

ルシファーは、最初の人造人間の行動を研究する、ある1つの遺伝子工学実験場において、一つの科学者グループの長でした。彼は、新しく創られた創造物の素晴らしい能力を見て、惑星政府の指令から逸脱することを決心しました。そして、その創造物に対し、自分たちは「神」ではなく、血と肉を持った人間であり、触れることのできる物質でできた円盤に乗って、天空より飛来したのだということを、明かす決心をしたのでした。

(「地球人は科学的に創造された」p264より)

こうして、「光を運ぶ人」としてのルシファーは、人間に光をもたらし、人間たちの創造者は神ではなく、人間と同じ者であることを明らかにしました。

(「地球人は科学的に創造された」p265より)

なんとも大胆な裏切りをしてしまいましたが、それは全て人間のためだったのです。

このチームの全科学者の中には、自分たちの「創造物」である小さな人間に、深い愛を感じている人たちがいました。彼らは、この子供たちに完全な知識を授けて、自分たちのような科学者にしたいと考えていました。彼らは、間もなく成人になるこの若者たちに、科学を学べば、創造者と同じように有能になれると語りました。

(「地球人は科学的に創造された」p23より)

この科学者であるルシファーこそ、聖書の創世記での禁断の果実をすすめた蛇なのです。

3:4へびは女に言った、「あなたがたは決して死ぬことはないでしょう。 3:5それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです」。

(「創世記」3章4節〜5節より)

ルシファーは人間には光をもたらしましたが、惑星政府や宇宙文明にとっては大変な裏切りをしました。
きっと自分が罰せられるとしても、自分たちが創造した人間には進歩して欲しかったのです。

ヤーウェは、彼の命令に反した科学者たちを地球に追放しました。すなわち詩的に言えばヤーウェは、「へび」が地上を這わねばならないように呪ったのです。そして、何ら努力することなく食と住を与えられていた人間たちを、「地上の楽園」としての実験場から追放したのです。

(「地球人は科学的に創造された」p265より)

このように「へび」は喩えなのです。

3:14主なる神はへびに言われた、
「おまえは、この事を、したので、
すべての家畜、野のすべての獣のうち、
最ものろわれる。
おまえは腹で、這いあるき、
一生、ちりを食べるであろう。

(「創世記」3章14節より)

この他にもルシファーがへびに喩えられた理由はいくつかあると思っています。

関連記事: ルシファーのシンボルの意味とは Vol.47

こうしてルシファーのチームは宇宙文明から地球に追放されてしまいました。
追放されたというのは、惑星に帰れないような措置を取られたのでしょう。

または、宇宙文明から追放されたとも考えられます。
それはつまり、宇宙文明のテクノロジーを使えなくされたのです。
『「へび」が地上を這わねばならないように呪った』
とあるので、飛べないように宇宙船すら使えなくなったのかもしれません。

とはいえ、この詳細は私たち人間にはわからないことです。

そして科学の知識を与えられた人間にも、いくつかの措置がとられました。
楽園である実験場から追い出され、出産を経験することになり、さらに永遠には生きられなくなったのです。

このことが、今の人間にとってどんな意味があるのでしょうか。

ルシファーたちは最初から明確な目的があったようには思えません。
このことによって結果的に私たちにどんな未来が待っているのか。

それはこのブログでも何度も書いていますが、また次回に書いてみます。

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