穀物や家畜は宇宙文明から授けられた Vol.134

古事記

古事記には食べ物に関する不思議な物語が記されています。

それはオオゲツヒメノカミの物語です。

高天原から追放された須佐之男命がオオゲツヒメノカミに食べ物を求めた話です。
オオゲツヒメノカミはなんと、鼻や口、お尻から食べ物を出し、それを調理して須佐之男命に差し出したのです。

それを見た須佐之男命は「汚らわしい!」と怒り、オオゲツヒメノカミを殺してしまいました。

その後オオゲツヒメノカミの目から稲が生まれ、耳からは粟、鼻から小豆、陰部からは麦、尻からは大豆が生まれました。

こんなお話です。
なんとも不思議な表現のお話ですね。

これは何を表す物語なのでしょう。

ツクヨミノミコトとウケモチノカミ

実は、日本書紀にも同じような物語があります。

そちらでは須佐之男命ではなくツクヨミノミコトがアマテラスから保食神(ウケモチノカミ)に会うように言われて会いにいきました。

ツクヨミノミコトが保食神に会いに行くと、保食神は口からコメや魚や獣を吐き出して、それを調理してツクヨミノミコトに差し出しました。

それを見たツクヨミノミコトは「吐き出したものを食べさせるなんて汚らわしい!」と怒り、保食神を斬り殺してしまいました。

それを聞いたアマテラスは怒り、もうツクヨミノミコトとは会いたくないと言い、それから太陽と月は昼と夜に分かれて出るようになりました。

アマテラスが天熊人(アメノクマヒト)を遣わすと、保食神の死んだ身体の頭からは牛馬、額から粟、眉から蚕、目から稗(ひえ)、腹から稲、陰部から麦・大豆・小豆が生まれました。

天熊人がそれらをアマテラスのもとに持ち帰るとアマテラスは喜び、民が生きてゆくために必要な食物だとしてこれらを田畑の種としました。

なぜ古事記と日本書紀では登場人物が違うのかがよくわかりませんが、古事記は日本向け、日本書紀は主に外国に向けて書かれたというのが関係あるのかもしれません。

物語が表す宇宙の存在


自分の身体から食べ物を吐き出す神とは何を表すのかを考えてみます。

この場合の自分の身体というのは、人間のような体から本当に食べ物を吐き出したわけではないでしょう。
何かのたとえです。

しかし、須佐之男命もツクヨミノミコトも「汚い!」と怒っているので、食べ物ではあるけどあまりうれしい物ではなさそうです。

ですが、実際の食べ物と無関係ではないと思います。
その理由は、どちらの神も死んだ身体からはその後の人間の食べ物の元になるものが生まれているからです。

これについてのヒントが「アミ 小さな宇宙人」シリーズにあります。
引用して紹介したかったのですが該当する箇所が見つけられないので、私が覚えている内容を書いておきます。

それは稲や麦やトウモロコシ、牛や馬などは、人間が生きるための助けになるように宇宙の仲間たちが授けたものなのだということです。

見つけました!
「アミ 3度めの約束」の中で、シャンバラのシルクがペドゥリートたちに語ったことです。

そして、新しくたんじょうした人類がちゃんと生きのびていけるように、ウマだとかラクダだとかゾウだとか、ニワトリやイヌといった、あとあと人類の役に立つ動物たちを作ったり改良したり、米や麦やトウモロコシや、いろいろなくだものを創ったりしたんだよ

(「アミ 3度めの約束」p450より)

本当かどうかはわかりませんが、この言葉を信じるならば、現在人間が食べている主な食物は宇宙文明の存在が人間に授けたといえます。

そもそも地球の植物も動物も全てが宇宙文明の存在である創造主が創ったものです。

これがオオゲツヒメノカミや保食神の死んだ身体から出た食物たちなのだとしたら、最初に口や身体から吐き出した食べ物は何を表しているのでしょう。

私の考えですが、それはマナではないかと思います。

マナは、エジプトから脱出したイスラエルの民たちがモーセに空腹を訴え、モーセからの願いを聞いた創造主が毎日空から降らせたパンのような食べ物です。
それは宇宙文明の食べ物ですが、人間の一日分の栄養が含まれたものでした。

そのマナはなんと、約40年間もイスラエルの民に与えられ続けたそうです。

このマナこそがオオゲツヒメノカミや保食神が口から吐き出した食べ物なのではないかと思うのです。
聖書を読んでいる方やクリスチャンの方は、ありがたいマナをそんな風にたとえるわけがないと思うかもしれません。

ですが、オオゲツヒメノカミや保食神は神様です。
つまり創造主や宇宙文明の存在と関係のある何かのたとえなのです。

以前にこちらの記事でも書きましたが、アミの仲間の宇宙文明の存在たちがマナを降らせたとアミが言っていましたし。

関連記事: メネメネテケルウパルシンと書いた手の謎 Vol.132

ですから宇宙船から降らせたマナは、地球の人間の世界から見ると不自然な食べ物なのです。
どこから降ってきたのか、誰が降らせたのか。
神様?それは誰?となります。

その後、マナを降らせた存在たちは姿を隠し、代わりにマナと同じように栄養がとれる穀物や人間を助ける動物を与えてくれたのです。
それを保食神が死に、その身体から穀物などが生まれたと表現されているのだと思います。

エジプトから出発する前からパンはあったから、小麦はすでにあったので時系列が合わないというのは、古事記などの神話にはあまり当てはまりません。

古事記は時系列はほぼめちゃくちゃなのです。
伝えたいことは時系列とは関係ないことなのでしょう。

これらの神を殺した須佐之男命やツクヨミノミコトは、地球に追放されて人間と暮らしていたルシファーたち科学者なのでしょう。

古墳がマナの壺の形になっていて、その周りに水田があるのはこのことと関係あるような気がします。

マナばかりでは人間は自分たちだけで安定した食料が永遠に得られないことをルシファーたちは訴えたのかもしれません。
または地球に追放されたルシファーたち自身が、宇宙文明から必要な食糧としてマナを与えられていることに不満を訴えたのです。
高天原から追放された須佐之男命の話なので、こちらの方が当てはまります。
そうしてマナの供給をやめさせたということなのでしょう。

これが私が考えたオオゲツヒメノカミや保食神の物語の表すことです。

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