キリストの奇跡は事実なのか Vol.29

キリスト

新約聖書にはキリストの教えがたくさんあり、その教えは現代でもキリスト教徒だけではなく人間が生きていくために、多くの人にとっての重要な道しるべとなっています。
そしてもう1つ、聖書で重要な内容として書かれているものがあります。

それはキリストに関する奇跡です。
奇跡とはそのまま、現代の科学でも説明できないような奇跡としか言いようのない現象のことです。
聖書を読んでいる方ならもちろん知っていることですが、一部を紹介します。

  • 5つのパンと2匹の魚を増やし、5千人に食べさせることができた。
  • キリストが湖の上を歩いた。
  • 病気の人の病気を癒した。
  • 盲人の目を見えるようにした。
  • 死んだ人を生き返らせた。

などです。
これは奇跡としか言えないでしょう。
では現代の科学でも説明できないこの現象は、ただの作り話なのでしょうか。
それとも何か精神的なことを喩えて説明しているのでしょうか。

キリストの奇跡の真実

今までの私なら、聖書が作り話でも例え話でもどちらでもいいと思ったと思います。

その理由は本当の話だとは思わなかったからです。
ただ、そうだとしたらほとんど興味が無いので、聖書は読まないと思います。

宗教などの難しい教えなどは、私には理解できないからです。
その教えを喩えで表していたら、なおさら理解不能です。
それよりも私は都市伝説のようなものの方がわかりやすいし面白くて好きです。

しかし今は違います。
「真実を告げる書」を読み、聖書は全て事実だとわかり、創造主もキリストも実在するとわかりました。

そしてもちろん、このキリストの奇跡も全て本当だとわかりました。
魔法や超能力などではありません。
ではその真相は何なのか。

このブログを読んだことがある方なら予想がつくと思いますが、キリストの奇跡とは、創造主の惑星の科学技術なのです。

しかし聖書が書かれた時代の人にとってはもちろん魔法のような、神の力としか言えなかったでしょう。

「真実を告げる書」には、キリストの奇跡についてこのように書かれています。

ちょうど、人工照明をつけたり、空からやって来たり、自動車で走り回ったり、テレビを見せたり、銃で小鳥を撃ち落としたりすれば、人々は、あなたがたの機械装置の仕掛けを理解することができないので、それらに神のものとか超自然的な力を見たことでしょう。

(「真実を告げる書」p69より)

ドラえもんの映画でも、原始の時代に行って秘密道具を使ったら、ドラえもんが神様のように崇められるという場面があります。
そういうことだったのです。

しかし、その時代からはかなり科学が進んだ現代でも、キリストの奇跡はまだ信じられない事が多いです。
それは創造主の惑星の科学はそのくらい進んでいるというだけです。
でも確かに全て科学によるものなんです。
もう少しすれば地球でも再現可能になるのではないでしょうか。

創造主たちからの奇跡の伝授

しかし、キリストはこの世界に人間として生まれたのに、なぜ創造主たちの科学技術が使えたのでしょうか。

「真実を告げる書」にその理由が書いてあります。
それは聖書のこちらのことについてです。

天が開け、神の御霊がはとのように自分の上に下ってくるのを、ごらんになった。また天から声があって言った、「これはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である」

(「マタイによる福音書」3章16節~17節より)

このことについて、こうあります。

イエスが成年に達した時に、彼は創造者たちに連れて行かれて、自分がどのような素性であるかを教えられ、彼の「父」に引き会わされました。そして、自分の使命を教えられ、様々な科学技術の手ほどきを受けました。

(「真実を告げる書」p63より)

そのとき、創造主の惑星で地球に生命を創ったことに反対しているサタンに試されました。

さて、イエスは御霊によって荒野に導かれた。悪魔に試みられるためである。

(「マタイによる福音書」4章1節より)

このとき、キリストは創造主の惑星にいたのです。
「真実を告げる書」に、サタンの目的が書かれています。

そこでサタンは、イエスに会って彼の知性が確実なものかどうか、また本当に創造者たちを敬愛しているかどうかを試しました。そして、イエスが信頼できる人物だと分かったので、イエスに使命の遂行が委ねられました。 彼のもとに、より多くの人々を集結させるために、イエスは〝奇蹟〟を行いました。実際には、創造者たちから学んだ科学技術を応用したわけです。

(「真実を告げる書」p64より)

関係ないですが、聖書も「真実を告げる書」の創造主も「キリスト」ではなく「イエス」と言っていますが、ここまで「キリスト」で書いてしまったので、とりあえず私は「キリスト」のまま書いていきます。

というわけで、キリストの奇跡は創造主たちの科学技術だとわかります。
と同時に、現代でも信じられないような、キリストが起こした奇跡を再現するマジックなどは、悪魔崇拝をしたり悪魔と契約をしているということもわかります。
どちらも創造主たちの科学技術なのです。

なぜ現代での奇跡の再現は悪魔崇拝や悪魔との契約だと言えるのかというと、聖書によれば創造主から科学技術を伝授された人間はキリストだけだからです。

だから奇跡を起こせるのは、キリストか創造主たちだけです。

キリストより以前に、奇跡を起こしたように見える預言者は、預言者による奇跡ではありません。
創造者たちが一緒にいて手助けしてもらっていたのです。

ですから、奇跡を再現している人がキリストではないなら、創造主たちの科学を使う悪魔やサタンの仕業です。

人々に奇跡を見せる理由

ところでなぜキリストは、創造主の惑星の科学技術を利用して奇跡のようなことを起こしたのでしょう。
キリストが「神の子」だということを伝えたいから?
特別な能力があると思わせたいからでしょうか。

このことについて「真実を告げる書」にはこう書いてあります。

キリストは、聖書に記述されている真実を地上全体に広め、あらゆることが、科学によって説明される時代になったときに、すべての人間にとって、聖書の記述が証拠として役立つようにしなければなりませんでした。

(「真実を告げる書」P62より)

キリストが旧約聖書を世界に広めるためには、普通の人間では起こせない奇跡とその事実が必要でした。

旧約聖書には、創造主たちの起こした奇跡がたくさん書かれています。
その同じ奇跡を、創造主がいない世界でも起こしたことが聖書に記されていることで、キリストが創造主から派遣されたことを証明できます。
だからたくさんの奇跡が書かれているのです。

ですので聖書での奇跡の記述は重要です。

そしてその聖書の奇跡は、科学が進んで実現可能になるであろうこの現代の人達にも理解できるようにしたのです。

何のためかというと、創造主たちの存在を証明するためにです。

キリストの存在の意味

ところでキリストの存在の意味は何なのでしょう?
奇跡を人々に見せて聖書を広め、キリスト教を作ることでしょうか。

旧約聖書の内容を世界中に広めることがキリストの一つの使命で、この使命は果たされました。
聖書は世界中で読まれ、世界一のベストセラーの書籍になっているからです。

この使命については聖書にも書いてあることです。

わたしがきたのは、義人を招くためではなく、罪人を招くためである

(「マタイによる福音書」9章13節より)

「真実を告げる書」に、このことについての説明があります。

イエスがやって来たのは、創造者たちの存在を知っているイスラエルの民のためではなく、むしろ、この知識を世界中に広めるためなのです。

(「真実を告げる書」P65より)

ここでわかるのは、聖書での「義人」とは、創造主たちの存在を知っているイスラエルの民のことで、「罪人」とは創造主たちを知らない人々のことなのです。

なぜ創造主を知らない人は罪人なのでしょうか。

サタンは、創造主が創ったこの地球の人間を危険視しています。
それは大きく言えば創造主を敬愛しないことについてですが、創造主を忘れていたり存在を知らなかったりすることも、創造主を敬愛しないことになるのではないかと、以前に書きました。

関連記事:サタンの目的は神様への反逆ではない。人間への嫉妬でもない

こちらも以前にも書きましたが、旧約聖書はイスラエルの民に向けて書かれたものでした。

関連記事:旧約聖書は誰に向けて書かれたものか。そしてすべては真実だった

ですので、旧約聖書を知らず、創造主の存在を知らないイスラエルの民以外の人々に広めることが使命でした。

そしてキリストにはもう一つの大事な使命がありました。
ここまで来たら、キリストを知っている人ならだいたいわかると思います。

長くなるので次回に続きます。

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