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旧約聖書の神はなぜ野蛮なのか Vol.97

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聖書はキリスト教では旧約聖書と新約聖書という区分けがあります。

そのうちの旧約聖書には、新約聖書と比べるとかなり野蛮な部分があります。
そのため全くの別物とも思えてしまいます。

旧約聖書には、世界の始まりから人類の創造、人間が守るべきこと、神と預言者とのやりとりなどが書かれています。

その中で、神から守るように言われたことを守らなかった人は石で撃ち殺さなければならない、などと書いてあり、確かに野蛮です。
これは何かのたとえではなく、本当にそう命じられ殺されていたのだと思います。

それに加え、旧約聖書では創造主がイスラエルの民が戦うとき、進んで戦う手伝いをしてイスラエルの民を勝たせました。

誰にでも平等であるはずの神と言われる創造主はなぜこんな酷いことをさせたり、ひいきしたりしたのでしょうか。

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当時の時代の背景

旧約聖書をただそのまま読んでいるとその野蛮な部分が印象的で、その背景がどうだったのかはイメージしにくいです。

これは私の考えですが、旧約聖書の時代は現代と比べて、人類が地球に創造されてから日が浅いため、人々はとても原始的だったのです。
原始的といっても文明はあり、言葉ももちろんありますが、精神的な進歩がかなり未熟でした。

そのため、人が普通に人を殺したり、犯したり、盗んだり、嘘をついていたのです。
もし、同じことを現代の私たちがしたら警察につかまる犯罪ですよね。
騙したり嘘をつくだけでは捕まりませんが、詐欺は捕まります。

旧約聖書に書かれている時代には、これらのことが人々の間で日常的に起こされていたのです。
今の世界では想像できないくらい荒れていたでしょう。

それなのに、おそらく現代の法律のような決まりはなく、警察もありませんでした。
ですからこれらの事は、人々の間で犯罪という認識もなかったのだと思います。
犯罪を犯しても誰も捕まらないような、とても治安の悪い時代だったのです。

創造主たちはこのことを放っておくわけにはいかなかったのです。

創造主から重い罪を犯したと判断された人は、人々から石で撃ち殺されていたのです。
今なら、殺人などの重い罪を犯したら捕まり、裁判にかけられて刑を受けますよね。
そんな現在の刑事罰と同じような感じだったのでしょう。

もう一つの理由としては、当時の衛生環境の悪さです。
現代と比べるとびっくりするくらい悪い環境だったと思います。

ですからそのまま放っておくと伝染病で多くの人が死んでしまう恐れもありました。
その不衛生から守るための対策でもあったのです。

それが旧約聖書に書かれていることです。
ですからこのことについて言えば、野蛮なのは人間の方だったのです。

なぜ神はイスラエルの民をひいきしていたのか

では、なぜ旧約聖書はイスラエルの民のために書かれ、創造主はイスラエルの民をひいきしているような行動をしたのでしょうか。

このことは「地球人は科学的に創造された」に書かれていることでわかります。

特にイスラエルの民は、前にお話ししたコンクールの1つにおいて、科学審査委員会により、その知性と資質が、地球上で最も成功を収めるタイプの人間として選ばれたのです。 彼らがいつも、〝神の選民〟と見なされてきたのはこのためです。確かに彼らは、各チームの創造作品を判定するために集まった、創造者たちのチームによって選ばれた民です。この人種が生み出してきた天才の数から、このことを確かめることができるでしょう。

(「地球人は科学的に創造された」p24~25より)

創造主は、当時の人間の中でも、まずは創造主の教えることを理解する能力が高いと判断されたイスラエルの民を指導したのです。

ですから始めは、衛生的な指導をし、身を清めたイスラエルの民だけが創造主とのやりとりが許され、創造主から人間としてどう生きるべきかを教えられました。

それは理解力の高いイスラエルの民が、創造主からのメッセージを他の全ての人間に伝えるようにするためです。

そんな中で悪い事をした人を創造主に報告し、いちいち判断して刑をどうするかを決めるのが大変になったので、モーセなどが代表して人間が守るべき事を創造主から授かったのです。
それが十戒といわれるものです。

しかし、このために旧約聖書ではイスラエルの民だけをひいきしているように見えてしまいます。

確かに創造主は、当時はイスラエルの民だけを助けたり、イスラエルの民が戦うときに手助けしたりもしました。

はっきり言ってイスラエルの民以外の人間はどうでもいいというようにも思えてしまう箇所もあります。
ですから旧約聖書の神は野蛮に思えるし、イスラエルの民だけをひいきしていることが目立つのです。

すると新約聖書でイエスが語っていることとの違いに目がいき、イエスが言う素晴らしい天の父とは、旧約聖書の神とは別の神ではないかとも思えてしまいます。

その理由はいくつか考えられますが、それについてはまた次回に書いてみようと思います。

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口語訳新約聖書(1954年版)、口語訳旧約聖書(1955年版)