感染拡大を抑えるために Vol.140

世の中について

現在、世界はウイルス性の感染症の流行による混乱が大きくなってきています。

感染症による人体への直接の影響も心配ですが、感染していない人々への生活や社会への影響も大きくなり心配です。

ですがこの二つの問題は同時に解決するのは難しそうです。

自粛は強制ではない

たとえば大きな公演やイベントの中止や自粛要請

強制ではないとしても、実行したことでもしも感染が広まってしまったとしたら、イベントの実行者が責められそうな雰囲気があるため、自粛せざるを得ない感じです。

もちろん感染の拡大を防ぐために必要な処置だといえますが、経済や生活への影響は避けられないでしょう。
さらに昨日発表があった公立小中高校の約1か月の休校要請によってさらに混乱は大きくなると思われます。

この問題は経済を優先するか、感染拡大を抑えることを優先するかが天秤にかけられている状態です。

イベント自粛や学校の休校要請は感染拡大を抑える方を優先するものではあるのですが、そうなると国としてはかなり中途半端な対策です。
なぜなら会社などの職場へ毎日出勤する人への対策はほとんどされていないからです。
こんな時だからこそ休めない医療関係者もいます。

時間差出勤で満員電車が解消されたかといえばそうでもないようですし。

対策の努力を無駄にしないために

学校だけを休みにしても人が集まる場所はたくさんあります。
タクシーやバスでも感染のリスクはあるし、ショッピングセンターやスーパーにも人は集まります。

学校以外になかなか働きかけられないのは、国としてどうにか経済への影響を抑えようとしているのだとは思いますが、学校を休みにしても満員電車やバスで毎日通勤している家族が家で顔を合わせるならばせっかくの大胆な対策が無駄になってしまいます。

そもそも初期の段階でも経済の影響を考えていたためにこうなっているのです。
経済をあきらめずに感染を抑制するのは難しいと思います。
アクセルを踏みながらブレーキをかけているようです。

ここまで決断したのなら、思い切って全てのレジャー施設も休業にして、1か月くらいの国民全員の最低限の生活を国が保障をして全員が休めるようにするようにした方がいいと思います。
緊急ではない予算を回せばどうにかできるのではないでしょうか。

この混乱はもはや非常事態が起こっていると考えれば受け入れられるのではないかと思います。

ところで、この混乱はおそらくいつかは起こるものだったのだともいえます。
それが今起こっているのです。
もしも今起こらなくても近いうちに起こっていたでしょう。

ただ、今のこの混乱をきっかけに変えていかないと、また同じ混乱は何度でも続いていくと思います。
今は世界が変わるきっかけの瞬間になるかもしれないのです。
変わるかどうかは今この世界に生きている私たち次第です。

なぜこうなっているのかは、次回に書いてみます。

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