占いや呪文などが聖書で禁止されている理由 Vol.151

世の中について

聖書では人間が行うことを禁止していることがあります。
それは占いや易者、魔法使い、呪文を唱えること、口寄せ、かんなぎ、死人に問うことです。

18:9あなたの神、主が賜わる地にはいったならば、その国々の民の憎むべき事を習いおこなってはならない。 18:10あなたがたのうちに、自分のむすこ、娘を火に焼いてささげる者があってはならない。また占いをする者、卜者、易者、魔法使、 18:11呪文を唱える者、口寄せ、かんなぎ、死人に問うことをする者があってはならない。
(「申命記」18章9節~11節より)

自分の子供を焼いてささげるのを禁止するのは当たり前なので理解できます。

「占い」はそのまま占いであり、「卜者」と「易者」は占いを仕事にする人です。
この世界では当たり前のものになっていますが、これを禁止するのはどういうことでしょうか。

また「魔法使」はこの地球ではまだ公開されていないような宇宙のテクノロジーを使うことです。
魔法なんて使う人はいないようにも思えますが、すごいマジックをする人がそうなのかもしれません。

「呪文を唱える者」とは呪文ですから普通の言葉ではないことを唱えて何かをする人です。
「かんなぎ」は神と交信をしたり憑依させる仕事をする人のことで、神官や巫女などは神の言葉を受けて話すことがあると思うので、そういった人のことでしょう。

「口寄せ」と「死人に問う」のは死んだ人の霊と交信したり憑依させて話したりする人やすることです。
死んだ人の声を聞いて生きている人に伝えるというのはテレビでも一時期流行りましたね。

私はこのような人を見ても特別な能力をもった人もいるんだなーという感じで、聖書でこの部分を読むまでこれらが全く悪いことだとは知りませんでした。

ですが、なぜ聖書ではこれらを禁止しているのでしょうか。

宇宙文明のテクノロジー

このようなオカルト的な技は嘘である可能性もありますが、もし本当に使っているとすれば宇宙の叡智を利用した技術である可能性があります。
それは前回書いた「知恵」につながるものです。

宇宙の叡智なら悪くないのではないかとも思えますが、宇宙文明の技は、今の人間だけの力で発見することも使いこなすことができるものでもないと私は思います。

預言者が「神」からテレパシーのようなもので呼びかけられることはありましたが、それは創造主から預言者として選ばれた人間だけです。

それらの力を使うことが許されて与えられた人は、創造主に選ばれた預言者やイエス、イエスの弟子たちだけでしょう。
それはその時代にそれらの技を使って人々に見せておく必要があったためです。

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ではなぜ現在そのような技を使える人がいるのかというと、まず考えられるのは前回書いた人間に知恵を与えた存在からのテクノロジーです。
ソロモン王に与えられた知恵を受け継いでいる人たちがいるのかもしれません。

もう一つは、それらの技を人間に与える事が許されている存在の仕業です。

サタンから与えられた力

宇宙文明の技の一部を人間に与える存在がいるとすれば、それはサタンです。
サタンは聖書で悪魔と言われたりしますが、サタンが悪魔なわけではありません。

サタンは創造主の惑星の人物で宇宙文明の存在です。
ただ、人間の創造にとても反対している存在で、人間の悪い部分をあぶり出す役割を与えられています。

ですからもちろんそれらの力を使うことはできるし、一部の力を人間に授けることもできると思います。
どうやって授けるかの具体的な方法はわかりませんが、欲のある人間に自分(サタン)を崇拝すれば世界を支配できる権利を与えるという感じで誘惑するのです。
しかしサタンは悪魔として人間の前に現れるだけでなく、神や天使のふりをすることもあるため、もしその技術と交換に自分を崇拝することを要求されても、その相手がサタンだとは気づかないで崇拝しているかもしれません。

そうしてサタンは人間の悪い部分をあぶり出し、創造主に報告して訴えています。

サタンはイエスほど多くの技を人間に授けることはせず、ほんの一部の力だけ与えているのでしょう。
その理由は、人間はまだ未熟で宇宙文明の技術を与えると危険だからです。
それでも地球の人間にとっては未知の不思議な力に思えるものでしょう。

つまり、創造主や宇宙文明の存在から伝授されていないのに宇宙文明の技術を本当に利用している人は、サタンの力を借りていることになります。

ですから占いや魔法のようなマジックはサタンからのテクノロジーの伝授の可能性があります。
だとすると最初に伝授された人は神や天使のふりをしたサタンを崇拝しているのかもしれません。
また、神と交信したり死人に問う人が交信している相手は本当の神や死人なのではなくて、恐らくサタンから出た存在です。
人間は死んだ人の残した意識を読み取ったり同調することはあるかもしれませんが、死人と直接交信することはできません。

では死人と交信しているように見える人は嘘なのかというと、嘘ではないと思います。
交信ではなく、死んだ人の記憶に直接アクセスできる人はいると思いますが、そうではなく自分の身体に「霊」を入れたりやりとりする人についてです。

そういった人たちは本当に何かと交信しているのです。
それは死んだ人の意識ではなく、サタンからの使いのようなものです。

しかし昔テレビで見たとき、死んだ人の家族しか知らないようなことを交信しながら伝えたりしていたので、私も信じて感動したりしていました。
そのときのやりとり自体は嘘ではないと思いますが、恐らく交信している相手は死んだ本人ではないのです。

ではなぜ本人しか知らないようなことを言えるのかというと、創造主たちはすべての人間の記憶をある場所に保存しているので、サタンがその記憶にアクセスして死人のふりをして交信することもできると思います。
まるで本人のように全てを知っているからです。
しかし決して本人ではないのです。

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また、サタンは宇宙文明の存在ですから「神」のふりをするのは簡単でしょう。
神といわれる創造主のふりをしながらも、人間の欲を刺激したり崇拝させているかもしれません。
ですので、人間から交信しようと試して交信できた相手はほぼサタンから出た存在だと思います。

ですが、インスピレーションや直感のようなものはサタンとは違うと思います。
それは交信ではないからです。
交信はまるで本当に会話をしているような感じなのだと思います。

人間に従うということ

このような占いや呪文や霊との交信やかんなぎなどを行う人は、承認欲求など自分の欲のためにしている場合があります。
そうではないとしても、それを見たり聞いたりしてすごいと感じた人は、その占いなどをする人の言うことにほとんど従ってしまうでしょう。

18:14あなたが追い払うかの国々の民は卜者、占いをする者に聞き従うからである。しかし、あなたには、あなたの神、主はそうする事を許されない。
(「申命記」18章14節より)

これを読むとわかりますが、これらの技がサタンから与えられたものだから悪いのではありません。

占いをする人などに従うことは人間の言う事に従うことになります。
つまり創造主ではなく人間に従っていることになるのです。

占いなどは全くのでたらめでもなくある程度は当たっているため、占う人の言うことを盲信して従ってしまうことがあります。
そのように、人間の言うことをまるで神や人間を超えた能力の言葉のようにとらえて従うことが悪い事だとされているのでしょう。

自ら創造した人間のことを最もよく知っている創造主の存在を知ることの方が何倍も良い道を見つける事ができるのに、そこから遠ざかっているからです。
それは人間の進歩から遠ざかることになってしまいます。

例えば何かのシステムを設計したりプログラムした本人のアドバイスより、それを使いこなしている他の誰かのアドバイスに従うようなものだと思います。
確かに使いこなしている人の意見は参考になりますが、原作者のアドバイスには、それを使いこなしているだけではわからない何か根本的に大事なものがあると思います。

すでに創造主や宇宙文明からの人間に対する生き方のアドバイスはあるのです。
聖書を読んでみるとわかりますが、どんな占いや予言よりも明確で、この道を選択する人にとっての正しい道しるべになっています。

これが聖書でこれらの事を禁止している理由だと思います。

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