変わらなければ次の時代は来ない Vol.143

世の中について

今、世界中で広まっているウイルスによる感染症によって世界は大変な状況になっています。

感染した人々は身体的にも深刻ですし、感染していない人々にとっても感染を防ぐ対策による影響が大きくなっています。
どちらかといえば実際の感染というより感染の恐れからの日用品の不足や様々な自粛などの影響が大きいかもしれません。

しかし経済的な影響が大きいからと言って対策を最小限にすれば、感染の広がりを抑えることは難しいと思います。
感染拡大を抑えることも経済もどちらも大切ですが、両方とも優先することは難しいのです。

今はまだ未知のウイルス

感染者の数はインフルエンザに比べて大したことはないし、インフルエンザや普通の風邪でも毎年重症化する人はいるのだから今の対策は大袈裟だという声もあります。

しかし今はまだ未知のウイルスの段階だと思うので、決して警戒し過ぎということはないと思います。
人体への影響が実際にどうなのかはまだはっきりと言えないからです。

たとえある人は感染しても症状が軽かったとしても、他の大多数の人も同じように軽症ですむとは限りません。

一度感染した人が陰性と診断された後に再感染して重症化した例もあるようですし。
これは感染しても免疫が作られない恐れがあります。
また、中枢神経にダメージを与えるとも言われているため、これまでは健康だと思っていた人でも重症化する恐れもあります。

感染力も強いのか弱いのかがはっきりしません。
何よりもどこでどう感染するのかがよくわからないようです。

だから今は十分警戒していい時だと私は思います。

後になって大したことはないウイルスだったとわかればそれで良いと思います。
そうなればこのウイルスへのこれからの対策もできるし、今の人々の騒ぎも収まります。

今できること

また、小中高の一斉休校で子供たちを家に閉じ込めておくのはやり過ぎだし無理があるとも言われますが、今の状況が永遠に続くわけではないのです。

子供たちの間では流行が起きていないから無駄な対策だとも言われますが、子供たち自身は元気なまま無症状でウイルスを運んでしまう恐れがあるから休校しているのです。

国が一方的に決めた事だと被害者のように感じている場合ではないと思います。
それに子供たちの間でも感染が広まったらそんなことは言っていられなくなると思います。

感染拡大を防ぐことを強化したいこの時期だけの話ですから、少しの間だけ辛抱して協力することも大切なことです。
今の時期にできなかったことはまた後ですればいいと思います。

今は警戒し過ぎるくらいの対策をするのは、このウイルスが未知のものなのだから仕方ないのです。

後で全てが解明されたときやこのウイルスがインフルエンザなどと同じ扱いになったときにあの対策はやりすぎだったと、落ち込んだ経済の責任を問われるかもしれません。

反対に現段階で予測されているウイルスの危険性より実はさらに悪質なものだったときは、結果的に経済にも後で影響が出るため、現在の対策でも甘かったといわれるかもしれません。

その時は国が救済することを考えるべきだと思います。

詳しい状況がわからない今の段階では、何が正しい判断なのかは誰もわかりません。
誰も他人事ではいられない状況です。
国の責任だとか誰の責任だなんて言っている場合ではないのです。

一人一人が今できる最善を尽くすしかないのです。

これまでの生活を取り戻すこと

今を乗り越えればまた以前と変わらない日常が戻ってくるでしょう。
ほとんどの人は以前の生活に戻れてひとまず安心できるかもしれません。

それは会社で仕事をすることだったり、お店を再開できることなどです。
また、いつものように子供を預けたり登校している間に仕事に行って働くことです。

ですが、その生活はまた何かが起こると成り立たなくなる生活なのではないかと思います。
もうこのような事が起こらないことを祈るしかありませんが、今回のような騒ぎは二度と起こらないとは断言できません。

自然に起こることは誰にも止められないからです。
未知のウイルスだけではなく、災害やバッタの大量発生など他の何かでも同じような状況は起こり得ます。

その時はまた今のような混乱が起こる恐れがあります。
そんな事をいつも考慮していたら仕事なんてできないので、また起こったときに考えればいいのでしょうか。

できれば何も起こらない方がいいですが、もしものときのためには、これを機に変えられるものは変えることも大事だと思います。

新しい取り組み

今、この状況を乗り越えるために多くの新しい取り組みが行われています。

例えばリモートワークや無観客試合など。
音楽ライブのYouTube配信などもありました。

これらは仕方なく行われたものですが、何か考えさせられるものです。

一部のリモートワークをしている人の中には、今まで満員電車で通勤して、会社では会議や雑用に時間を取られていたのが無くなり快適だという人もいます。

できればこのままリモートワークをしたいという人も多いかもしれません。
もちろんそうではない方もいるでしょう。

今はVR(仮想現実空間)という画期的な技術もあるので、それを上手く活用すればもっと効率的になるかもしれません。

外国ではオンライン授業などで子供たちへの教育も途絶えないように考えられています。
YouTubeで独自の授業動画を配信してくれている人もたくさんいます。

ですので、子供たちの勉強は必ず学校へ行って全員が同じ授業を受ける必要はないことに気づきます。
その方が一人一人の能力に合わせた教育ができると思います。

オンライン授業がメインで高校卒業の資格も貰えるN高校などもありますしね。

学校へは行きたいときに登校したり、何かのイベントで集まれればいいとなるかもしれません。
全員が同じことをしないといけない今の学校が不自然だったとも思えてきます。

全員が同じ事をすることによって競争心が作られ、同じ授業を受けることでいっぺんに洗脳できます。
これも陰謀論ではよく言われることです。

今までは当たり前だった不便で生きづらいと感じるこの生活の仕組みは、世界を支配したいと考える存在による企みだったのかもしれません。

高校や大学くらいは卒業すべきだという空気も同じです。
良い学校に入らないとその先の進路に影響するとか、良い会社に入らないと人生は負けだとかいう風潮は正に競争社会の結果です。

良い学校に入るためにした勉強は、恐らく受験が終わればほとんど忘れてしまいます。
何のための勉強なのかよくわかりません。
やっぱり受験という競争に勝つためでしょう。

学校に入るための受験は、自分が得意な事や好きな事より学力というほぼ暗記の能力で競っているのです。

受験に意識が向くとその学校に入ることが目標になり、本当の自分の目的を見失うかもしれません。

本当にその学校に入らないとやりたい事ができないのでしょうか。
自分なりの勉強でも心からやりたい事なら必ずできると思うのです。

これを改善するには学校をランクで分けるのをやめて、学びたい人は誰でも専門の授業を受けられるようにすればいいと思います。

卒業資格などにこだわらなければオンライン授業などで勉強して知識を増やせばいいのです。
その上で資格が必要な人は別に取得するのです。

一人一人がやりたいことをすると良いアイデアを出し合ってどんどん進歩できるのに、制限されているためになかなか前に進めないのです。

企業同士の競争もその一つで、お互いに素晴らしい技術を持っているのに今は情報を与えたら負けると考えています。

しかし競争なんてやめてお互いの技術を合わせたら、一気に飛躍できる技術になるのです。
なぜそれができないかと言えば、簡単に言うとお金の問題です。

夢のようなフリーエネルギーは、本当は既に存在していて開発もされているのに、やはり企業同士の競争による陰謀などでなかなか表に出ないだけなのかもしれません。

テクノロジーの進歩でも人々の進歩でも、それを阻んでいるのはお金の問題なのです。
それに気づいたら、競争している場合ではないことに気づくのではないでしょうか。

これらのことはある意味で革命といえるかもしれません。

もちろんこのまま今の状況が続いていくわけではないし、すぐに収束するとも考えられます。
ですがこの事が、これまでの無駄な何かに気づき、新しい時代へ移行していくきっかけになると感じています。

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