都市伝説を考察すると見えてくるもの Vol.155

世の中について

最近の都市伝説はただの事実を話しているのではないかと思えてしまいます。

とはいえ、やはり事実なのかどうかわからないことなので都市伝説なのでしょう。
ただ、何となくワクワクしていたときとは変わってしまった気がします。

私が一番楽しんで見ていた都市伝説は、山手線が結界なのではないかとか、アメリカのお札を飛行機の形に折ると9.11を表しているのではという話です。
それを見たときは、この世界は何か大きな組織のようなものにコントロールされているのではないかと感じましたが、ワクワクもしていました。
どこか他人事というか映画の話のようなワクワク感です。

そして関氏の本も読んでいました。

その後にどんどんその組織と思われるものに近づいていき、世界の仕組みというか情勢を暴いていくような方向へいきます。
これらの都市伝説は現在の都市伝説へと繋がっていると思います。

今の都市伝説は、これから起こるかもしれないただの事実のような内容だといえます。
ですが事実かもしれないことを話題にし、永遠にはっきりとは言わないのです。

なぜそのようなことをしているのか、考えてみました。
そして私なりに思うことがあります。

暗号を解く

最近の関氏はYouTubeでも動画配信を始め、そこで謎や暗号に満ちた動画を配信しています。
都市伝説が好きな人なら、そういった暗号を解くことはとてもワクワクすると思います。
そしてついに暗号が解けたときは興奮して誰かに教えたくなるでしょう。

ですが、動画の考察をして動画に出てくるヒントと思われる物や画像の暗号を解いたとしても、どこまで行っても関氏の考えの中なのです。

そこには世界の真理や宇宙の真理はないかもしれません。
というか無いと思います。

そしてやりすぎで実際に現地に取材に行って映した内容に嘘はないと思いますが、取材をした場所や内容は関氏や番組が決めたものです。

つまり番組が意図したものを私たちは見せられているのです。
それはYouTubeの動画も同じです。

視聴者である私たちは完全に受け身の立場です。
それがテレビや動画を見ている状態です。

ですのでそれだけを考察するのはどうしても偏りが出てしまいます。

関氏の動画の謎の考察を楽しんでいるだけなら全然いいと思いますが、なぞなぞのような動画の答えがなかなかわからないとどんどん気になり、ついに謎が解けたときにはそれがとても重要なことに思えてきてしまいます。

するとその考えに影響され、多くの人が結果的に無意識に従うことになる恐れがあります。
そうしてただ一つの事実に注目させることが目的ということも考えられなくはないのです。
実際にその話題が時事的にも大事なことに思えるものならみんながそこに集中すると思います。

確かに大事なことならそこに意識を向けることは大切ですが、そこにばかり意識を向けると他の大事なことを見逃してしまうかもしれません。

それでは「木を見て森を見ず」という状態になってしまいます。

今の世の中は戦争や災害が起こる恐れがあったり、それに対応できる最新技術の行方が気になる時代です。
そういったことに注目することは色々な意味で決して悪いことではないと思います。

しかし、見ている人はそこに注目するように誘導されている可能性もあるのです。
その誘導は何かの行動につなげるためかもしれないし、あることから目を逸らせるためかもしれません。

その結果、現実に集まって何かの行動をするとしたら、それは1人の人物の考えに基づいて行動することになるのです。

その行動がただ集合するだけなら問題ないですが、ある思想のもとに行動を起こすのだとしたら危険だとも思います。

どこまでが真実か

関氏は世間で話題になっている事の裏で起きていることにも注目するように言っていました。
その理由は世間の注目をわざと逸らせている間に何かが起こっているかもしれないからです。

ですがそれは、丸ごと関氏の話す事にも言えるのではないかと思うのです。
関氏が話す事には裏があるように思えるため、見た人はそれを読み取ろうと意識が集中します。

もしもその全てが何か大事な事から目を背けるための誘導だとしたら?

そんな事はあるはずがないと思いたいですが、絶対にないとも言い切れないのです。
誰もその話をしている本人の本心はわからないのですから。

どこからが誘導で何が真実なのか。
見方によれば全て真実かもしれません。
ただしそれは必ずしもみなさんのためのものではないのかもしれません。

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