携挙はあるのか Vol.50

真実を告げる書

聖書を読んでいる方やキリスト教徒の方は、「携挙」というものを知っていると思います。

私は聖書を読むずっと前に、一度その光景が浮かぶような物語を読んだことがあるので、何となく知っていました。
その物語とは「アミ 小さな宇宙人」です。
(確認したところ、続編の「もどってきたアミ」でした。)

アミの物語の中では、携挙と思われる事が地球とは離れた惑星で起こっていました。
ただ、私はそれがキリスト教などで言われている「携挙」だとは知りませんでした。
「アミ」を読んだのはかなり前で、私にはその頃聖書や都市伝説の知識がほとんどなかったからです。

この「携挙」とは、キリスト教で大患難といわれることが起こったときに起こると言われていることです。
ウィキペディアを参考にしてみます。

まず神のすべての聖徒の霊が、復活の体を与えられ、霊と体が結び合わされ、最初のよみがえりを経験し、主と会う。次に地上にあるすべての真のクリスチャンが空中で主と会い、不死の体を与えられ、体のよみがえりを経験する。

(ウィキペディアより)

参考リンクウィキペディア / 携挙 

まるでおとぎ話のような、SFのような内容ですが、このことがキリスト教では本当だと信じられています。
その根拠は聖書の「テサロニケ人への第一の手紙」です。

すなわち、主ご自身が天使のかしらの声と神のラッパの鳴り響くうちに、合図の声で、天から下ってこられる。その時、キリストにあって死んだ人々が、まず最初によみがえり、 それから生き残っているわたしたちが、彼らと共に雲に包まれて引き上げられ、空中で主に会い、こうして、いつも主と共にいるであろう。

(「テサロニケ人への第一の手紙」4章16節~17節より)

この聖書の言葉から、携挙という概念ができて信じられているのです。

聖書にはほとんど事実が書かれていると私は思っていますが、この内容は事実とはいえないと思います。
特に新約聖書は主にイエス・キリストについて書かれていて、その内容はイエス・キリストに関する事実と創造主からのメッセージや願いなどです。

そしてこの聖書の箇所は創造主からのメッセージだと思いますが、この携挙といわれる出来事の内容は、もし本当に起こるとすれば、そのときは人類が滅亡するくらいの大災害や大異変が起こるときです。
実際に起こる可能性はありますが、まだ起こっていないことは「事実」ではなく、約束とか予言などのレベルのものです。

「ヨハネの黙示録」と同じようなものでしょう。
「真実を告げる書」によれば、「ヨハネの黙示録」は事実ではなく、核攻撃のときの映像や核戦争で起こる恐れのある映像を、創造主がヨハネにスクリーンのようなもので見せたものでした。
関連記事ヨハネの黙示録では人間が核を利用することを予言している

人類が滅亡するような危機は、現時点でゼロではありません。
「テサロニケ人への第一の手紙」の4章には、そのときに創造主がするであろうことが書いてあるのです。

ですから聖書を信じるなら人類は滅亡しないと思います。

携挙はあるかもしれない

聖書や「真実を告げる書」を信じるならば、創造主はいつでもずっと地球を見守っています。
そして肉体を再生される権利がある人だけが、死後に創造主が地球の人のために用意してくれた惑星で再生されることになります。
その肉体の再生は科学的に可能なことです。
関連記事復活の真実。肉体の復活は本当にある

なぜ創造主はそんなことをするかというと、創造主が創造した私たち人類が滅亡しないためです。
そのため、すでにその惑星で再生されている人と、これから再生される権利が与えられた人の数が14万4千人になるまでは地球の大異変は創造主によって遅らせられるでしょう。

そして残念ながら人類が自然災害を克服できるまでの進歩ができずに滅亡したり、核戦争で自滅するようなことになったときには、創造主による携挙というものがあるかもしれません。
そのとき携挙される人はかなり限られた人になります。

例えばキリスト教徒であるとか、毎週欠かさず礼拝しているとか、聖書を読んで神や創造主やイエスを信じているだけでは難しいでしょう。
聖書を正しく理解し、そこに書かれてあることを正しく実行していることが一つの条件だと思います。

聖書を知らず創造主の存在も知らないけど、創造主の思いや願いに沿った生き方を知らず知らずに実行している人もいます。
携挙されるのはただのキリスト教徒でいる人よりもそんな人です。
そのくらい大異変が起きたときにこの地球から選ばれるのは難しいことなのです。

しかし地球で現在人類の進歩に貢献している人と、すでに死後に創造主の用意してくれている惑星に住んでいる人々の数が14万4000人以上になるまでは地球で大異変のようなものは起こりませんし、従って携挙もありません。

この総数が、大体14万4000人になるまでは、最後の大異変を私たちは遅らせるでしょう。この数が、再び地球上に生命の営みが可能になったときに、新しい人類の出発のためには必要なのです。
 
(「地球人は科学的に創造された」第三部 p282より)

そのときの地球での生活は、創造主から伝授される科学技術によって、まるで天国のような文明になるのだと思っています。

ところで、その科学技術による天国のような文明は、現在のこの地球のままでも実現可能です。
14万4000人はもしもの時の人数であり、何も起こらず平和に次の文明に移行すれば大多数の人が移行できる可能性はあります。

しかし今のままではとても難しいとは思います。
現在のような、欲望が支配する悪魔のシステムが蔓延した地球では、このまま科学が発展していっても自滅する可能性が高いからです。

欲に支配される世界を克服して天国のような楽園が実現するか、一度自滅してから楽園が実現するか、どちらかになりますが、それは今地球に生きている私たち次第です。

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